このブログを読んでいるということは、何かしらの形で企業のメール配信に携わっている方かとお見受けします。
そんな企業のメルマガで、ほぼ確実に大きな間違いが見受けられます。
それは、文字数です。
メールで文字数がモノを言うワケとは?
友人や家族、同僚、お客様からのメールであれば(表現は悪いですが)仕方なく全部読みますよね。読まなければいけないインセンティブがあるからです。
一方、メルマガを始めとしたマーケティングメールでは、あえて「読んでいただく」ための工夫をたくさんします。文字数もその一つです。
しかし、文字数を工夫することは、何も、読んでもらうためだけではないんです。
ブログの場合は、概ね800〜1,200文字程度がベストプラクティスで、ルシダスのブログも(例外的な事情を除いて)この中で収まるようにしています。
残念ながらメールの場合は、何文字以内という具体的な基準はありません。
でも、ちょっと視点を変えると、短いメールにするのが賢いやり方だとわかります。
それは、結果として「どれだけ多くの人をサイトに誘導できるか」というところで判断できます。
へっ? と思われるかもしれませんが、メールはほんの入り口。本当はウェブへ誘導したいんです。
B2C、とりわけECサイトの場合、その理由は明確だと思いますが、B2Bでも十分すぎる理由があります。
それは、指標の計測です。
「読んでくれたこと」を確実に知る指標
だから、メールの本文はあくまでブログなどの紹介を数行程度で済ませて、後は「続きを読む」というリンクを入れましょう。このレイアウトで、かなり高い精度で読んだかどうか測定可能です。
「あー、そういえば、このブログもそうやってたどり着いたわー」という方、そういうことなんです(笑)。
クリックが面倒で読まない人は、題材に興味がないので、そもそもメール本文には目を通しません。
そして、そういう人の開封をデータとしてとってもあまり意味はありません。
開封率のように「何か意味がありそうな」数字が減るのは、実際怖いことです。
でも、理由を正しく理解していれば、より精緻な分析へと前進しますので、思い切ってメールの根本を見直してみてはいかがでしょうか。
同じ理由で、複数の題材を一つのメールに入れたりするのもお勧めできません。
題材は一つ、本文は短く、そして続きはウェブへの誘導をお忘れなく。
他にも、マーケティングメールに関するベストプラクティスやヒントをこちらに掲載していますので、ご興味がある方はぜひ、お読みください!
執筆者プロフィール
- 株式会社ルシダスの代表にしてマーケティングロックスターを自認しており、経営とマーケターの二足のわらじでお客様の課題解決に邁進する…[続きを読む]
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