マーケ戦略を経営計画と一致させる極意!

マーケ戦略を経営計画と一致させる極意!

ルシダスを設立してから数年、まだ事業規模が小さかった頃は経営計画も営業戦略もマーケ戦略もほぼ1人で立てていた、池上です。オフィス家具の組み立ても1人でやっていました。(笑)

1人でやっていると相談する相手もなく、正解がわからず四苦八苦したこともありました。しかし組織になって1人で決めるわけにもいかなくなると、それはそれで苦労をするものです。

とりわけ、マーケティング部門にとっては営業部門との連携だけでも苦労をするのに、さらに経営計画と足並みをそろえるともなると頭を抱えてしまうのも、どこから手をつけてよいのかわからなくなるのもよくわかります。

でも、実は視点を少し変えるだけで経営計画に沿ったマーケティング戦略の立案は可能です。その視点を持つためのちょっとしたヒントを教えます!

経営課題とその目的を箇条書きにする

まずは、マーケティング施策や活動というのはいったん全部忘れてください。そして経営課題を箇条書きにした上で、それぞれの「目的」が何であるか、書き込んでみてください。

例えば「新製品の市場シェア拡大」は、「シェア拡大」それ自体が目的ではなく、本質はもっと違うところ、例えば「競争力強化による収益基盤の安定」だったりします。場合によっては、この段階で本意を確認する必要も出てくるでしょう。

マーケティングで対応できないものを消し込む

目的の本意がわかったところで、それがマーケティングで解決できる課題なのかどうか、が次のポイントです。マーケでは何も協力できないことも中にはあります。こういうものは消し込んでいきます。

経営計画の優先順に並べる

残った項目のうち、経営計画的に重要なものから優先順に並べていきます。

無論、優先順を経営側がつけてくれていればいいのですが、実際はそうもいかないはずです。経営計画というぐらいですから、どれもこれも重要ではあるのですが、「時間はかかるけどすごく重要」なものと「短期間で解決できるが長期的にはあまり影響がない」ものなどあります。とにかく順番を入れ替えながら自分の目線でいいので並べてみてください。

マーケティングの優先度を決めていく

最後に、マーケティング部門として取り組むにあたっての優先度を決めていきますが、ここからがマーケティングの腕の見せどころ。人、物、金のリソース配分や対応にかかる時間などを加味しつつ、なるべく優先度合いの高い経営課題に沿ったマーケティング戦略を立てていきます。

ここまでは、わりとすぐに書き出すことのできるラフな戦略です。しかし実は「たったこれだけ」でも、マーケティングが向くべき方向性はもちろん、営業と足並みをそろえるにあたって「なぜこうしたいか」という説明までもがしやすくなります。

このラフな戦略で最初の一歩を踏み出せたら、それに基づいた本格的な活動の計画共通言語となるKPIの設定やレポーティングの方法、さらには活動内容を理解してもらうための説明や、中長期での成果のシミュレーションや目標設定など多くの事柄を決める必要があります。

が、そこまで作り込む時間やノウハウがない! という場合は、ルシダスにお気軽にご相談ください!

執筆者プロフィール

池上ジョナサン
池上ジョナサン
株式会社ルシダスの代表にしてマーケティングロックスターを自認しており、経営とマーケターの二足のわらじでお客様の課題解決に邁進する…[続きを読む]

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