健康診断で悪玉コレステロールが基準値を超えて、軽く凹んだ上村です。
と知識や経験がないまま急にマーケ担当になるというケースをお客様からよく聞きます。
マーケと言えば、会社や事業部の売り上げを左右する重要な部署。
そんな責任のあるポジションへ部下を急にアサインしていませんか?
今回はデザイナーの私が前職で急にマーケを担当させられた経験から、部下に自社のマーケティングを任せる前に「こうしてほしかったな」と思うことをお話します。
別業務の担当なのにマーケも担当することになった経緯
前職では食品関連の会社でデザイナー兼オンラインショップ担当として入社しました。
リアル店舗での売り上げが低下していた会社の経営を立て直すため、販路拡大の一環でオンラインショップを立ち上げたい!という意向の元、私のWEB制作の経験を買われたのです。
そんなパソコンは使えない、WEBもわからない人がほとんどの社内で、私は珍しい存在。もちろん、これ自体は、特に問題ではないと思います。
しかし、オンラインショップ立ち上げやWEBデザインもできるならWEBで売り上げも作れるでしょう!
という流れで、WEBマーケ担当として私に白羽の矢が立ったのですが、ここからが問題……。
とりあえずやってみた結果……
当時の上村
——と正直、わけがわからない状態でした。
……知見を持った相談相手が欲しかったです。
とは言え、白羽の矢が立ったのですから、こちらも足りない経験値なりに一生懸命に考えてみました。
とにかくリード獲得をしなければ始まらない、まずはオンラインショップへ訪問してもらう必要があると考え、こんなことをやりました。
- オンラインショップの立ち上げ・整備
ショップ概要や商品登録と、訪問する価値があるコンテンツ作り - SNSの活用
商品に興味がある層が多く利用するであろうSNSを選定し、活用 - 紙媒体からの誘導
ギフトカタログ、テイクアウトメニューなどを作り、QRコードやURLを掲載して誘導を促す
結果、少しずつ反応が出始めましたが、反応だけでは売り上げは上がりません。
上司の言うがまま他業務が優先され、本来のオンラインショップ業務はどんどんできなくなり……
怒られる前にちゃんとした説明ができればよかったんですが、私自身、マーケに関して知見も経験もほぼ無く、経営陣に対してマーケの仕組みをきちんと説明できなかったのでトホホ〜な感じに(汗)
上司であるあなたが部下にマーケをやってもらう際に気をつけること
私も上司になる日が来るかもしれません。こんな苦い思いを部下にさせないためにも、この失敗から「これは上司にやって欲しかったなぁ」と思うことを挙げていきます。
一人の社員にすべてを任せるではなく、戦略自体は会社の方針として決めてから、そのために必要な手段はマーケに考えさせる必要があります。「君に任せたから」は裁量ではなく“丸投げ”と同義語です。
最低限でも、「売り上げアップ」ではなく、具体的な数字のゴールが必要です。ゴールが不明瞭だと、どこに向かって走ったらいいのかわかりません。
短期・中期・長期で考えて、今何をすべきなのかを決めてほしかったです。
また同じく重要なのが“何をやらないか?”です。
マーケ以外の仕事も片手間と思ってポンポン投げられるので、大量の仕事を抱える羽目に。
当然、その分マーケに費やせる時間は削られ、残業が続き、肉体的にも精神的にヘトヘト……結局、疲弊するばかりで結果も残らないという悪循環に陥ってしまいます。
知見のない人が集まっても、時間が無駄にすぎていくだけですし、効果は上がりません。
他社といってもさまざまな会社があるので、自社でやりたいことの分野・領域に強い会社、知見を持っている会社を探しましょう。
オンラインショップやコンテンツを認知してもらうのも時間がかかりますし、信頼を得るまでに最低でも数か月はかかると思います。愚直に続けることが大事です。
ようするに、当時私が欲しかったのはルシダスのようなパートナー企業でした。
餅は餅屋、私が得意な分野と、会社の内部事情などを把握しているからこそできる事をやり、私が悩んでも時間ばかり過ぎて成果が残せないもの、あるいは手数が足りなくてできない部分は、パートナーに任せてそこから学ぶというのがあれば、また違った結果になっていたはずです。
自社でマーケをやりきるのが難しいかも……と思ったら
とお悩みでしたら一度ルシダスに相談してみませんか?
ルシダスは自社サイトでもマーケティングを行い、自分たちで実践した戦略でお客様のマーケティングをサポートしています。
私自身も、元からある自分の専門分野がマーケティングにどう関連してくるのか、また、マーケティング目線で自分の仕事がどうあるべきか、日々勉強しながら成長を続けてますが、同じようにお客様も学ぶ事ができるのがコンサルにお願いすることの美味しいところです。
でも、いきなり相談するのはハードルが高い……という方は、ブログやダウンロード資料もありますので、何かのヒントになれば幸いです。
執筆者プロフィール
- 北海道富良野市出身。ドラマ「北の国から」の影響で町が活気に満ち満ちた中で育ち、昔から絵を描く事が好きだったのでデザイン学科がある旭川の大学へ。「仕事をするなら…[続きを読む]
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