日頃から仕事であちこち飛び回っているものの、ふと気付くと、このところまったく旅行をしていないな〜……と、遠い目で飛行機の窓の外を見るマーケティングロックスターこと池上です!
さて、今日は凄いタイトルです。
KPIを改善させちゃいます!
……ってね、乱暴ですよね。
マーケティングメールのKPIって、いろいろですよね。
開封率、クリック率、反応率、とかとか。
フォーカスしているポイントは、会社によっても戦略の種類によっても違います。
しかーし!
実は、どのKPIも確実に改善させる方法が1つだけあります。
そしてこのたった1つの方法が、多くの場合、軽視ないしは完全に見過ごされています。
それは何かというと……
共感力
なのです。
B2BだろうとB2Cだろうと、マーケティングメッセージの受け手は「一人の人間」です。
その個人からの共感が得られるかどうかですべてが変わる、と言っても過言ではありません。
どういうことかって?
共感力を意識するとコミュニケーションが変わる
例えば、開封率。
開封率を左右するのは、送信する時間帯や差出人名、件名、プレビューテキスト。
あと、どのメールアドレス(個人/会社等)に送るかによっても変わってくるでしょう。
しかし、そういった小手先のテクニックを駆使するよりも、根本的に共感が得られる件名にするだけで、開封率は改善できるんです!
共感力というのは「どれほど相手の立場に立って物事を見ることができるか」という力……
ですが、ただ定義するだけではわかりづらいですね。
以下は、絶望的に共感力が欠如している例です。
これ、開封する人がいたら、むしろ「何で?」と聞いてみたくなるぐらい、1ミリの興味も持てないと思います。
それが、共感力を意識するとこうなります。
「自社メルマガのKPIはばっちり改善してて、もう毎晩ぐっすり寝れてます♪」って人には興味が湧かないものでしょうが、そうでもない場合ーーつまりKPIについて課題を抱えている当事者には興味のある題材だと思います。
でも、「興味がある」というだけではダメ!
「共感」を得るために、もうあと一歩です。
その違いを表した例です。
どうでしょうか?
単にキャッチーにするのではなく、読み手が興味のある題材に対して同意や共感を持たせることで、「自分ごと」として受け止めてもらう。
さらに、共通の課題感を作り出すことで親和性も高めて、「読んでみよう」という方向へと相手の気持ちを動かすことができるのです。
件名、本文、画像……どれも根本は同じ!
この考え方は、件名やプレビューテキストだけではなく、開封した後の見出しや本文、アイキャッチの画像、リンクやボタンの表記などにも応用できます。
例えばこのブログも、冒頭で「旅行に行きたい」という話を出しているのは、共感を得ながら堅苦しくない雰囲気を作り出すための工夫なのです。
小手先のテクニックを駆使する、例えば送信時間を変えたりといった工夫には限界があります。
マーケターとしては、テクニックもさることながら、コミュニケーションの本質である「共感を引き出す力」を養うことで、価値あるマーケティングを生み出せるようにしたいですね!
執筆者プロフィール
- 株式会社ルシダスの代表にしてマーケティングロックスターを自認しており、経営とマーケターの二足のわらじでお客様の課題解決に邁進する…[続きを読む]
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