どうも! ルシダス・バリ島支店長(嘘)の加藤です。
今回は、「お客様に刺さるOne to Oneメルマガを作りたいのは山々だけど、メルマガ制作業務に時間がかかって仕方がない!どうにかしたい!」というあなたに、Marketoのうってつけの機能をご紹介します。
一斉配信メールでは効果が低いのは分かっているよ
読者全員に同じ内容を送る「一斉配信メルマガ」では、なかなか反応が上がらないというのは、あなたも感じているのではないでしょうか?
お客様一人ひとりの興味関心に合わせてパーソナライズされたメルマガを送った方が、当然反応は良くなると思いますよね?
そこで皆さん、「One to Oneメルマガ」の配信に乗り出します。
しかし、実はやってみると、必ず同じ壁にぶち当たることになるのです……。
「こういう人にはこういうメール、ああいう人にはああいうメール……」
気づいたら、メルマガを1回出したいだけなのに、出し分け用のメールを何種類も作って、メール制作業務に何日も時間がかかってしまう。
他にも色々とやるべきことがたくさんあるのに、メール制作業務ばかりにそんなに時間をかけていられない……。
そんなお悩みを抱えているマーケターは少なくありません。
そこで便利なのが、Marketoの次の機能です。
動的コンテンツとは?
「動的コンテンツ」機能とは、お客様の興味や関心に応じて、1つのコンテンツの画像や文章を自動で出し分けることができる、Marketoのパワフルな機能の1つです。
「お客様一人ひとりに合わせてパーソナライズされたOne to Oneのメルマガを出して、もっとお客様のエンゲージを高めたい!……でも、メール制作業務に時間はかけたくない!」
そんなときにぴったりな機能です。
動的コンテンツで脱一斉配信メルマガ
そもそも、「One to Oneメルマガ」とはいえ、ターゲット別に1から100まで中身がすべて違うメールである必要はあるのでしょうか?
お客様に合わせてほんの少し、部分的に内容が違うだけでも、十分パーソナライズではありますよね?
Marketoの「動的コンテンツ」機能では、作成するメールは1つだけ。
そのメールの中の「画像」や「文章」を出し分けることができるのです。
出し分けるのは、あくまで「画像」や「文章」などの部品単位。
そのため、メール自体をいくつも作る必要がないので、準備がかなり楽になるというメリットがあります。
肝になるのはセグメント分け
「動的コンテンツ」を使うには、「こういう人にはこの画像、ああいう人にはあの画像……」というように、事前に出し分け用のセグメントを定義しておく必要があります。
セグメントを考える際には、「属性」と「行動」の組み合わせで進めていきましょう。
「年齢層が若い方には、マリンスポーツなどのアクティビティ豊富なプランを訴求」
「シニアの方には、温泉などのんびりしたプランを訴求」
……ということが考えられます。また、年齢だけではなく、過去の平均購入金額に応じて、
「リッチな旅行プランを訴求」
「リーズナブルな旅行プランを訴求」
などの出し分けも考えられるかもしれません。
いちいち個別メールは作る必要なし!
上記の旅行代理店の例で言えば、
・年齢層が若くて、平均購入金額が低い人向け
・年齢層がシニアで、平均購入金額が高い人向け
・年齢層がシニアで、平均購入金額が低い人向け
と、いちいち4つの個別メールを作らなければいけないのでしょうか?
Marketoの「動的コンテンツ」機能を活用すれば、そんなことをする必要はありません!
繰り返しになりますが、あくまで作成するメールは1つ!
その中で、「年齢層に応じて、この部分の画像を出し分ける」「平均購入金額に応じて、この部分の文章を出し分ける」というような設定を部品単位で実施するだけで、顧客一人ひとりに合わせたメルマガを作成することが可能になります。
マーケターの理想と現実を
われわれマーケターが目指す究極の理想は、一人ひとりの趣味趣向、興味関心に応じて完全にパーソナライズされた、おもてなしのコミュニケーションを行うことです。
それができれば、顧客満足や売上の向上につながっていきますから。
ですが、そのためにいちいち個別のメールを作っていたのでは、体がいくつあっても足りません。
そんなときには、ぜひ今回ご紹介したMarketoの「動的コンテンツ」機能を有効に活用してみてください!
執筆者プロフィール
- 神奈川県横浜市生まれ。大手通信会社にて流通サービス業界向けSI営業経験を経て、IT・WEBを活用したデジタルマーケティングに関する…[続きを読む]
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