簡単にランディングページやメールを作成することができる「Marketo」。
しかし、作成自体は簡単でも、「各種アセットのステータス」を理解していないと、「まだ未完成のメールが送られていた!」や「公開してはいけないページがずっと公開されていた!」なんてことが起こり得ます。
今回は、Marketo初心者にはちょっとわかりにくい「各種アセットのステータス」について、クマガイが解説させていただきます。
3つのステータスを理解する
Marketoの各種アセット、「メール」「フォーム」「ランディングページ」には、3つのステータスがあります(カッコ内は英語表示の場合です)。
- 下書き(Draft)
- 承認済み(Approved)
- 承認待ち下書きあり(Approved with draft)
*「プログラムのステータス」との混同を避けるため、以降はステータスを「状態」と表現します。
【下書き】
「下書き(Draft)」はまだ準備段階です。
この状態では、スマートキャンペーンやスマートリストに指定することができません。
例外として、メールプログラムとエンゲージメントプログラムのストリームに下書き状態のメールアセットを指定することは可能です。
ただし、メールアセットを「承認済み」の状態まで進めないと、配信設定を完了することはできません。
【承認済み】
「承認済み(Approved)」は完成品です。
- 承認済みメールアセットは、スマートキャンペーンやメールプログラムなどでリード宛に送信することができるようになります。
- 承認済みフォームは、ランディングページアセットの中に設置したり、埋め込みコードで外部ページに埋め込んで使用することができるようになります。
- 承認済みランディングページは、承認した瞬間からウェブ上に公開されるので注意が必要です。
もし、まだ公開してはいけないページを承認してしまった場合には、「承認取消」を行うことで下書きの状態に戻し、ウェブへの公開もストップします。
【承認待ち下書きあり】
「承認待ち下書きあり(Approved with draft)」は、承認済みを残しながら下書きの編集をすることができます。
英語表記の「Approved with draft」からわかるように、承認済みと下書きが同時に存在している状態です。
アセットの状態を理解していないと陥りやすい「ミスの種」
「承認待ち下書きあり」のメールアセットを、スマートキャンペーンやメールプログラムなどで送信することは可能です。
しかし、その場合はあくまで「承認済み」の内容が送信されます。
つまり、メール送信やウェブ公開前に修正を加えたのに、再度「承認」をかけていなかった場合、その修正した内容は表に出ていないことに注意しましょう。また、「承認待ち下書きあり」は「下書き」の状態と勘違いされやすいことに注意しましょう。
ランディングページの場合、「承認待ち下書きあり」を「下書き」と勘違いしてしまうと、実はウェブ上に公開されっぱなしだった! なんてことも起こり得ます(あなたのランディングページアセットは大丈夫でしょうか?)。
極力、「承認待ち下書きあり」という中途半端な状態で放置されていることがないように、美しい状態を保ちましょう。
今回はここまでとしますが、「下書き/承認済み/承認済み下書きあり」は、「メールテンプレート」や「ランディングページテンプレート」にも当てはまります。
もう少し突っ込んだ内容についてはまた別の機会に!
執筆者プロフィール
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高校から始めた男子新体操をきっかけに、ブレイクダンスなど身体を使ったパフォーマンスにどっぷりとハマる。
そのままフィットネス業界に入り10年弱、インストラクターや店舗の運営・管理、新店舗…[続きを読む]
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