導線を整理!プログラムメンバーになるルート

導線を整理!プログラムメンバーになるルート

この間和菓子屋で「最中」を「さいちゅう」と注文し、店員さんを困らせてしまった楊です。(お姉さん本当にごめんなさい!!!! わざとじゃないんです……)

さて、今回はわかっているようでよくわからないMarketo Engage(以下、Marketo)の「『プログラムメンバー』になる」方法についてお話しいたします。
便利なPMCFを使うためにも、しっかり把握しておきたいですね! (PMCFって何ぞやと思ったら、ぜひブログ「プログラムメンバーカスタムフィールドは使うべき!」をご覧ください)

まず「プログラムメンバー」とは

ズバリ、そのプログラムに所属しているリード(顧客)のこと。
より詳しく言えば、そのプログラム内で、いずれかのステータスが割り当てられているリードのことです。

ステータスとは、そのプログラムの中におけるプログラムメンバーの状態を定義するためのもの。
チャネルによって数も名称も異なりますが、プログラムのサマリで見たときに一番上にあるものが「最初のステータス」です。本題の中でも重要になるので覚えておきましょう。

チャネル「ニュースレター」と「オンラインセミナ」でステータスの数や名称が異なる。一番上が「最初のステータス」(例では「Member」「Invited」)

どうしたらプログラムメンバーになるのか、意外と即答できる人は少ないかもしれません。ここから本題に入っていきます。

プログラムメンバーになる方法1:プログラムの「メンバー」タブでメンバーをインポート

一番シンプルな方法としては、プログラムの「メンバー」タブから直接インポートすることです。
こちらの方法では、インポート時に任意のステータスを指定することが可能です。その分、ステータス別にcsvファイルを分けて作成する必要があります。

プログラムの「メンバー」タブから「メンバーのインポート」を選択

インポート時にステータス指定が可能

プログラムメンバーになる方法2:リストインポート

続いて、プログラムメンバーになるにはリストインポートという方法もあります。
この時使用するリストに関しては、プログラム配下にあるリストでも、プログラム外(別のプログラムや、デザインスタジオにあるリスト)でも、どちらでも問題ありません。

インポートのステップ3で「新規顧客獲得プログラム」を指定した場合、対象プログラムの「最初のステータス」が割り当てられます。
しかし新規顧客獲得プログラムを指定せず「なし」にした場合は、プログラムメンバーにならないため、別途スマートキャンペーンでステータスを変更する必要が出てきます。また、新規顧客獲得プログラム名が空のリードができる可能性があるため、さらに別の対応が必要になります。

使用するリストはプログラム配下でも、別のプログラムや、デザインスタジオでもOK

新規顧客獲得プログラムの指定ありなしで対応が異なる

新規顧客獲得プログラムや、空にしてしまうことの不都合はこちらのブログで解説しております。

プログラムメンバーになる方法3:スマートキャンペーンのフロー

スマートキャンペーンのフローによって、プログラムメンバーになる方法もあります。

その1プログラムステータスの変更

「メンバーに追加」という名称ではないですが、「ステータスを割り当てる=メンバーになる」という意味で、プログラムメンバーになります。

「最初のステータス」以外にも、任意のステータスでメンバー追加ができます。

その2エンゲージメントプログラムのメンバーに追加

エンゲージプログラムは少し特殊で、ストリームというものが絡んでくるため、ステータスではなくストリームを指定してメンバー追加します。ステータスには「最初のステータス」(例えば「メンバー」)が自動的に割り当てられることになります。

フロー「プログラムステータスの変更」で任意のステータスが指定可能

「エンゲージメントプログラムに追加」の場合、ストリームしか指定できず、自動的に「最初のステータス」が割り当てられる

プログラムメンバーになる方法4:プログラム配下にあるLPのフォーム入力

プログラムの中にあるランディングページ(以下、LP)のフォーム入力で、「最初のステータス」でプログラムメンバーになります。

ここで重要なのが、フォームの置き場所はいくつか選択肢があることです。LPと同じプログラム内でも、別プログラムの配下にあるフォームやデザインスタジオにあるグローバルフォームでも、Marketoのフォームであれば問題ありません。
逆を言うと、LPは必ずプログラムの配下に置く必要があります。勘違いされてしまう方が多いのですが、フォームだけがプログラム配下にある場合はプログラムのメンバーになりません。

フォームを設置したLPは必ず対象のプログラムの配下に作ること!

プログラムメンバーになる方法5:外部連携など

他にも、SalesforceやZoomといった、外部システム(CRM、APIなど)との連携設定によってプログラムメンバーになるルートもあります。
詳しくは各システムをご確認ください。

その他

メールプログラムを使用した場合は、「メール送信」が実行されることで自動的にメンバーになり、「最初のステータス」が付与されます。

プログラムメンバーになる経路一覧

経路 ステータス 新規顧客プログラム プログラムメンバー
メンバータブからインポート 指定可能 新規は入る、既存は変わらない なる
リストにインポート 最初のステータスになる 指定ありの時、新規は入る、既存は変わらない 新規顧客プログラム指定ありの場合、なる
指定なしの時、新規は入らない、既存は変わらない 新規顧客プログラム指定なしの場合、ならない
スマートキャンペーンのフロー [プログラムステータスの変更] 指定可能 新規に実行はできず、既存は変わらない なる
[エンゲージメントプログラムに追加] 最初のステータスになる 新規に実行はできず、既存は変わらない なる
ローカルLP上でのフォーム入力 最初のステータスになる 新規は入る、既存は変わらない なる
外部連携など 設定次第 設定次第 なる

*メールプログラムはメール送信で自動的にプログラムメンバーになる(「最初のステータス」付与)

*エンゲージメントプログラム:ストリームも考慮

以上、プログラムメンバーになる方法を見てきましたが、いかがでしょうか?
気づいたらいつの間にかメンバーが増えていたとか、逆にメンバーになっていると思っていたのにゼロだった、という時にはこの記事を思い出して、日々の運用に役立てていただければ幸いです。
ご不明点などございましたらぜひお問い合わせください。

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