その手があったか！Marketoの疑問解決

「やりたい施策があるんだけど、設定方法がよくわからない……」

MAツールで新しいマーケティング施策を作るとき、一度はこういう状況に陥ったことのある方も多いのではないでしょうか。

Adobe Marketo Engage（以下Marketo）の場合だと、公式ドキュメントやWeb上の関連記事から設定方法を調べることはできます。しかし、施策内容が複雑になればなるほど難易度も上がり、「きっとどこかに求めている情報があるはず！」と調べ続けてしまうと時間を浪費することにも……。

今回はそんな状況を打開するための、AIを使った時短術をご紹介します！

自力で調べたときに出てくる課題

はじめに、自力で調べた場合にどのくらいの手間がかかるか見てみましょう。

例　「新規作成リードのうち、住所が北海道」という条件のリードに対し、自動で誕生日のお祝いメールを送信する。

この施策の条件にぴったり当てはまる設定方法がそのままWeb上にあるとは考えにくいです。そのため、

の3つを個別に調べる必要があります。

仮に1つの方法を調べるのに5分かかるとすると、合計15分かかる計算になります。また、実際に設定する場合は、それぞれを組み合わせてうまく動くように調整する手間も出てきます。

もちろん、自力で調べることで理解が深まるというメリットはありますが、どうしても時間はかかってしまいますよね。

実際にAIに聞いてみました！

では実際にテキスト生成AI「Chat GPT」に、先ほどの施策について質問してみましょう！

質問内容　「Marketoで、これから新規作成される顧客の中で住所が北海道の顧客にだけ、誕生日に自動でお祝いメールを送信できる仕組みを作成したいです。どのような方法がありますか」

その結果がこちらです！

なんとたったこれだけで、先ほどの3つの設定を組み合わせた具体的な方法と、必要なアセットまで教えてくれました！　自力で調べると15分かかるところ、AIを使うとたった3分で具体的な設定方法がわかる！　素晴らしい時間効率です。

さらに追加で質問すると、より自分の求めている答えに近づけることも可能です。

追加質問　「毎日決まった時間に実行されるキャンペーンではなく、新規リードが作成されたタイミングでキャンペーンが実行されるようにする方法はありますか？」

と、質問すると

このようにAIに質問を重ねることで、より進化した施策をスピーディに生成できます。

いいことだけじゃない？　AI活用のメリット・デメリット

AIを使うと大幅に業務の時短になりますが、AIにももちろんデメリットはあります。

ポイントは、あくまでAIは「ツール（道具）」であると割り切ること。なぜなら、AIを使う人間の知識やスキル、使い方によって生成される結果が違ってくるからです。Googleが検索結果はいろいろ出してくれるけど、その検索結果の情報をどう使うか？　はユーザーの判断が必要なのと同じです。

AIを正しく使いこなし、業務にどう生かすかはあなた次第。日頃から勉強や知識を蓄える自己研鑽は絶対に必要です！

実はさっきの回答は……

さて、上記ChatGPTの２つの回答にはいくつかの誤りが含まれています。どこかわかりますか？　偶然にも「生成AIの回答全てを鵜呑みにしてはいけない。必ず検証が必要！」の実例になりました。

確実な答えが必要だったり、Marketoの専門的な使い方を知りたい場合は、ルシダスにご相談ください！

執筆者プロフィール

高田宏美

ルシダスのアシスタント、髙田宏美です。記念すべき令和元年の12月から旭川本社へ勤務しています。出身は旭川。高校卒業と同時に札幌へ。Web系の専門学校を出たのち…［続きを読む］

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