B2Bメールの開封率、どうやって改善?

B2Bメールの開封率、どうやって改善?

私の中で、一匹の虫が育っています。
その名は悶々虫(もんもんむし)。

原因は、日頃から見かけるB2Bメールの件名です。
もっとこうすれば開封される可能性が高まるのに……などと考えては悶々としてしまうのです。

ご存じのとおり、開封前の受信者の目に留まるのは、基本的に件名や差出人といった、限られたテキスト情報のみ(だからこそルシダス では強く「プリヘッダーの活用」を推奨)。

そしてメールの開封判断に要する時間は、統計によるとなんとたった0.8秒

だからこそ、件名はしっかり考える必要があると言えます(B2Cメールほど開封率に影響を与えるものではないとしても)。

というわけで、開封率向上(と、我が身の悶々虫のリリース)を目指して、
「こうすればもっと良くなる! B2Bメールの件名」のアイディアをポイント別にご紹介します。

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改善ポイント1. 事務的なイメージをとっぱらう

以下、イベント告知系メールにありがちな件名。
淡々とこれまでの慣行どおりに配信している感じで、事務的で面白みに欠けますね。

[2019/◯/x開催 メルマガ運用向上セミナーのご案内]

ここは変化を持たせるために、次のような言い回しで、少し危機感を煽ってみましょう。

[今のメルマガ運用に満足?セミナーで知るプロの技]

件名の前半で、「今のメルマガ運用で本当に大丈夫ですか?」と課題感・危機感を顕在化させた上で、件名後半で「もし気になるようでしたら、いいセミナーありますぜ、お客さん!」と手をモミモミしながら誘導する狙いがあります。

改善ポイント2. 意図が明確に伝わるようにする

コンテンツ紹介メールなどで、よくこんな感じのタイトルを見かけます。

[再検証・現代のオフィスカジュアルのあり方]

こういう件名は具体的なようでいて、いまいち意図がはっきりしないんです。
まず、「再検証」という言葉が「何かを見直すんだな」というふわっとしたイメージで、具体的な動きを連想させるものではない

ここはもっと平易な言葉に変えてみましょう。
そもそも「再検証」が必要なら、「現代のオフィスカジュアル」に何かしら問題があるってことで。

[ココが変だよ! 現代のオフィスカジュアル]

よく見かける鉄板な表現ですが、これなら読み手は、現代の職場のドレスコードに何か物申したい意図があるのだ、と瞬時にピンと来ます。

改善ポイント3.  ネタバレせず、あえて濁す

以下も、コンテンツ紹介系メールなどでよくありがちな「結論まで言い切っているネタバレ」件名

[マーケ動向大胆予測・次に来るのはSNS!!]

このような言い切り型だと先が見えてしまいすから(よほど興味があるトピックでもないかぎり)、読み手はあまり興味をかき立てられません。

そこで、あえて結末を濁す言い方をします。

[マーケ動向大胆予測・次に来るのは◯◯だった!!]

「マーケ動向大胆予測」とテーマを提起したうえで、[◯◯だった!!]と濁すこの手の鉄板スタイルは、「え、この先に何が書いてあるの?(ワクワク)」と読み手の興味を掻き立てる効果があります。

改善ポイント4. 件名はなるべく簡潔かつ具体的に

長い件名は、最後まで読まれずに未開封になる確率を高めるだけ。
メーラーの表示幅次第では、全文が表示されずに隠れてしまうこともあります(スマホは特に要注意)。
とにかく少ない文字数で収めるに越したことはありません。

例えば、企業のメールマガジンの次の件名。
すでに33文字と、ルシダスの推奨する文字数を大幅に超えています。

[LUCIDASメールマガジン第232号・メール開封率改善で意識したい5つのポイント]
スマホだとこんな悲惨な有様に
スマホだとこんな悲惨な有り様に

 

ここは徹底して無駄は省きましょう(ただし、件名に含めるべき情報が不足しない程度に)。

そもそも差出人名やメールアドレスで、ルシダスから送られてきたメールという点は明白でしょうから、文字数超過の原因になっている「LUCIDASメールマガジン」の部分は削除します。

[メール開封率改善で意識したい5つのポイント]

わーい! ルシダス推奨の22文字以内でまとまりました。

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いかがでしたでしょうか?
開封率・クリック率向上のためには、まず開封をしてもらわないと始まりませんよね。

その開封の要となる件名は、冒頭で述べた0.8秒の壁を超えるためにもまず見直すべき重要ポイントです。

今のメルマガ施策、自力じゃどうしようもない……という方は、ぜひお気軽にルシダスまでご相談を!
正式にコンサルを受ける云々は関係なく、ただ弊社のコンサルタントとおしゃべりするだけでも、次の一手が見えてくるかもしれませんよ?

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