メルマガ受信マニアとしても知られる(!?)マーケティングロックスターの池上です!(その数なんと、月平均1000通以上!)
そんなメルマガを大量に受け取っているわけですが、読んでるのかと言えば…… 読んでません。w
コレクターが買って満足するのと同じように、私は受信して満足していると言ってもいいかも!?
でもその中にも、たまに開封もすれば中身もしっかり読むマーケティングメールはちゃんとあります。
しかも、「職業柄」ではなく、素直に開封しようと思ったもの、です。
開封率よりも意識しなければならないこと
以前のブログでは、「開封率」を指標にするのがいかに無意味で危険かについて書きました。
そうは言っても、開封してもらうという行為そのものは非常に重要で、意識しなければならないものでもあります。
例えば、送信して満足していたら実は本当は届いていなかった、なんていうのも気をつけないといけませんし、開いた後だって中身がテキストメールだったり、新聞折込チラシのようなメールだったり、無駄に題材を詰め込んだりしているような内容だったら読む気も失せてしまうので、そこも抜かりなく対応が必要になります。
でも今回は、実は個別のメールのタイトルとか、キャッチーな見出しの作り方とか、最も開封してもらえる時間帯とか、そういう話はしません。
そういう、チリも積もれば良いメールになっていくためのTipsについては、ルシダスのぶっちぎりの大人気ダウンロードコンテンツでもある『マーケティングメール25のヒント』をお読みください。
このブログではそれよりももっと大事な、しかし軽視どころか意識すらされていないことが多すぎる、極めて重要な事象にあえて注目したいと思います。
それは、ずばり、貴社のメールの「興味な〜い度」です。
「興味な〜い」認定されたメール、どうすれば……
どんなにキャッチーなタイトルでも、都合の良い時間帯でも、開封されないメールというのはあります。
あなたも心当たりがあるはずです。
頻繁に送られてくる上に、そこまですごく興味があるわけでもないメールの発信元。
その発信者からのメールだというだけで、自動的に脳みそが「無視しちゃおう」「興味ないね〜」というシャットダウン状態に陥るもの。
私にとってその代表格は、ターゲティングもされていなければ頻度もほとんど意識されていない、大手オンラインショッピングモールのメールだったりします。
1日に7通も送られてくるのなんてザラ。
送信者を見ただけで無条件にそれ以上読まないのです。
中の人がどんなに三日三晩寝ずに考えた、今年のキャッチー・タイトル・オブ・ザ・イヤー大賞受賞作だったとしても、開封されないのです。
そう言われると、心当たりがあるのではないでしょうか。
上の例でなくとも、比較的好きなブランドで月に10本ほどメールを送ってくるところがあるのですが、これも華麗にスルーしちゃってます。
ということで……。
どんなに好きでも限界はある!
送信頻度が増えるほど届かなくなると心得よ!
じゃぁ、何通だったらいいの? と言うと、世の中そんなに単純ではありません。
何通以上がダメで、何通以下ならいい、という単純なものでもないのです。
事実、私が受け取っているメルマガの中で月平均17本(つまり2日に1本以上!)送ってくる送信者があるのですが、調べてみたら月に4本は開封しており、しかも中身も(斜め読みでも)読んでいるのです。
先ほどの「絶対に読まれない月10本」の送信者よりも多いのに! です。
何がその違いを生むのかというと……大好きなブランドだけども開封されないところは、送信しているメールの9割がセールやオファーや商品案内。
対して、月17本も送っているところは、製品やセール関連のメールは月に1本ぐらい、残り16本は製品の使い方や、そういう製品を好む人にとって興味関心のある周辺情報などが中心です。
ということは……。
人は常に購買意欲をもっているわけではない!
受取人目線の興味に合わせれば見てもらえると心得よ!
ほかにも私が開封する例があります。
それは、長らく音沙汰がなかったのが、ある日すっごい久しぶりにメールが送られてきた時。
そもそもそんな業者があったのをすっかり忘れていたとか、そういうのです。
「お、久しぶりだな」というレベルではなく、「最後に送られてきたのっていつだ!? というか、そう言えばこんなところあったな!」というレベルです。
いつも顔を見ているあいつより、たまにしか来ないあいつ!
忘れた頃に登場するレアキャラの希少価値を心得よ!
だからと言って、メール配信の頻度を2か月や3か月に1回にまで減らしたら、何もできなくなっちゃいますよね。
そこでルシダスが実践しているのは、特定の人だけを対象に、しばし連絡を差し控える方法です。
中にはこのブログを案内するメールが超久々に届いて、「おやっ!?」と思った人もいるかも知れません。
例えば、
・過去の一定期間にわたりメールをまったく開封していない
・しばらくウェブサイトへのアクセスがない
など、とにかく一切の接触をしていない人のみを対象に、2か月ぐらい音信不通モードになってみるのが効果的です。
このとき、そういった音沙汰なしの人々が誰なのかを自動的に探し出してくれるのが、マーケティングオートメーション(MA)の強みですね。
押してダメなら引いてみな!
押し続けてもあの人は振り向いてはくれないと心得よ!
いかがでしたか?
小手先のちょっとした技よりも前に、そもそものマーケティング施策をしっかり考えてから実行しないと、どんなに良いタイトルや内容のメールであっても、相手の心に届かない。
メール開封率を上げる極意はずばり、日頃の行い! なのです。
ですからルシダスでは、例えばお客様からMAツールの運用代行やメール作成などの依頼があったりすると、まずは現状の配信頻度や内容、タイミングなどについてお伺いしたり、場合によっては設定変更のアドバイスなども行うなど、お客様自身で状況を改善できるヒントをご提供してるんです!
開封率が低い、メールの効果が出ていない、コンバージョンがまったく伸びないなどとお嘆きの担当者は、まずは一度ご相談ください!
改善策、きっとご提案できますよ!
執筆者プロフィール
- 株式会社ルシダスの代表にしてマーケティングロックスターを自認しており、経営とマーケターの二足のわらじでお客様の課題解決に邁進する…[続きを読む]
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