MarketoとSalesforceのデータ同期仕様変更について

MarketoとSalesforceのデータ同期仕様変更について

MarketoとSalesforceのデータ同期(Sync)において、MLM(Marketo Lead Management)の停止に伴い、一部フィールドのMarketoからSalesforceへの同期/更新が停止されるとの発表が、英語でリリースされました。
その影響範囲について、取り急ぎ日本語で要約いたしました。

正式には2017年1月31日の停止とのことですが、あくまで、Salesforceとの連携を行っているお客様にのみ影響します。MarketoをSalesforceに連携しておられるユーザーの皆様は、事前準備が必要となる場合がございますので、ご確認いただだければ幸いです。

正式な発表は、後日、マルケト日本法人より行われる予定です。

この変更に伴い、ユーザー側に大きな負荷が発生することはありません。また連携には何ら影響はありませんので、ご安心ください。

背景

SFDC統合アーキテクチャにより、MarketoとSalesforce間の同期が自動で行われております。
しかし今回の仕様変更により、これまで自動同期されていた標準の16フィールドについては、今後、同期がなされなくなりますのでご注意ください。

変更内容

・今回の変更に伴い、SFDC AppExchangeのMLM(Marketo Lead Management)がリタイアとなります。ただし、MarketoからSFDCへの同期機能そのものが変更されるわけではありません。

・これまでのMLMパッケージは、すでに機能的には必要性に乏しいものでしたが、唯一、Marketoの16フィールドをSalesforceの32フィールドに分割するために使われていました(具体的には、Salesforceのリードオブジェクト内の16フィールド、および取引先責任者オブジェクト内の16フィールドをそれぞれ更新するために使われていました)。

・今後、MLMパッケージが停止すると、これらのフィールドにおいてMarketoからSalesforceへの更新が停止しますので、最終更新状態を維持したまま、更新されなくなります。

・今後、SFDCへの同期をすることも可能ですが、その場合はカスタムフィールドを使用しての同期が必要となります。

影響されるフィールド

以下の16のフィールドが、MarketoからSalesforceに対して更新されなくなります。

  • ・リードのスコア
  • ・新規顧客獲得プログラム
  • ・新規顧客獲得プログラム ID
  • ・取得日
  • ・参照元検索フレーズ
  • ・参照元のソース情報
  • ・参照元のソースのタイプ
  • ・訪問者の参照元
  • ・参照元検索エンジン
  • ・推測される企業
  • ・推測される都市圏
  • ・推測される市外局番
  • ・推測される都道府県/地域
  • ・推測される都市
  • ・推測される郵便番号
  • ・推測される国

以上、よろしくお願いいたします。

執筆者プロフィール

池上ジョナサン
池上ジョナサン
株式会社ルシダスの代表にしてマーケティングロックスターを自認しており、経営とマーケターの二足のわらじでお客様の課題解決に邁進する…[続きを読む]

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