祝200回を迎えたルシダスブログの中で、本記事の公開により個人通算10本目を迎えたクマガイです。
ブログを書く上で、順調に書き進められる時とそうでない時があり、その違いはなんなのかなー? と思っていた矢先、こちらのエントリ「なぜ、あなたはそのネタが書けないのか?」が公開され、「なるほどーーーー!!」と、一人で腹落ちしていました。
次の執筆に活かすべく、何度も読み返そうと思います。
さて、今回の本題はMarketoの「演算子(operator)」についてです。
Marketoでは、フィルターやトリガー、フローアクションなどで、さまざまな演算子を使用する場面が多々あります。
例えば、フィルター[リストに追加済み]では、以下のような演算子が使用できます(括弧内は英語表示時のもの)。
- 指定の値と等しい(is)
- 指定の値と等しくない(is not)
- 指定の語で始まる(starts with)
- 次で始まらない(not starts with)
- 指定の語を含む(contains)
- 指定の語を含まない(not contains)
- いずれかに該当(is any)
よく見てみると、日本語表記では「値」や「語」など、英語表記には存在しない文言が含まれています。
この「値」と「語」の違いについて、少し深掘りをしてみたいと思います。
「値」と「語」、二つの指定方法を試してみる
検証用に「サンプルプログラム」という名称のデフォルトプログラム、そのローカルアセットとして、スタティックリスト(以下、リスト)とスマートリストをそれぞれ2つずつ作成します。
そして、「1名のリスト」には1件のリードを追加しておき、同様に「2名のリスト」には2件のリードを追加しておきます。
次に、スマートリスト「指定の値と等しい(is)」に、以下のようなフィルターを作ってみます。
その結果、この条件に該当するリード数は1件でした。
次は、スマートリスト「指定の語で始まる(starts with)」にて、リスト名は入れずにプログラム名のみで前方一致させてみます。
この条件で該当するリードは3件でした。
条件を前方一致にすることで、「1名のリスト」と「2名のリスト」の両方を対象に含めることができました。
「指定の語で始まる」なので、当然と言えば当然の結果なのですが、この他に「値」と「語」で大きく異なる点があります。
「値」と「語」で大きく異なる点とは?
以下は、「1名のリスト」の「使用者」ですが、「指定の語で始まる(starts with)」が表示されていません。
これは、「値」の場合には「リストそのもの」を指定していることにより、使用者として認識することができますが、「語」の場合には、リストにつけられた名称(文字列)のみを見ていることから、使用者として認識することができなかったためと考えられます。
使用者として表示されないということは、「アセット間のつながりがわかりにくい」というデメリットがあります。
例えば、「使用者が存在しないので、もう不要なリストだ」と思っていたら、実は「語」での指定で使われていた、なんてことがあるかもしれません。
「値」と「語」の使いどころ
「値」で複数のアセットを指定するのは少し手間がかかります。
しかし、アセット間のつながりが明確になるので、長期的に使うスマートキャンペーンに向いていると言えます。
一方、「語」では少ない手間で、複数のアセットを対象に指定できます。
が、アセット間のつながりはわかりにくくなるので、ちょっとした調べものなど、短期的に使うスマートリストに向いていると言えます。
「どちらが正しい」という答えはありませんが、「値」と「語」それぞれのメリット・デメリット、そしてMarketo内でどのような挙動になるのかをしっかりと踏まえた上で、上手に使っていきましょう!
執筆者プロフィール
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高校から始めた男子新体操をきっかけに、ブレイクダンスなど身体を使ったパフォーマンスにどっぷりとハマる。
そのままフィットネス業界に入り10年弱、インストラクターや店舗の運営・管理、新店舗…[続きを読む]
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