このブログを読んでいるあなたは、部屋が散らかっていても気にならないタイプでしょうか? 私は「気になって仕方ない!」タイプで集中力が落ちるので、こまめに片付けるようにしています。
散らかっていると感じる基準は人それぞれですが、物が多すぎて探し物が見つからなかったり、乱雑に収納したせいでどこにしまったかわからない……という場合は、確実に「散らかっている」と言えますよね。
実はAdobe Marketo Engage(以下、Marketo)も同じで、部屋(プログラム)に物(アセット)が多いと、それだけでプログラムが散らかって見え、構造がわかりにくく感じるもの。使い始めはシンプルなプログラムが中心でも、使っていくうちにあれこれとアセットが増えてしまうのは、よくあるケースです。
部屋はいくら散らかっていても困るのは自分だけですが、Marketoのプログラムは作業者共通のスペースです。オペレーションミスの発生や効率低下を防ぐためにも、「お片付け」していきましょう!
まずは現状把握から
部屋の片付けと同じで、
- 何を持っていて、どこに収納するのか(=現状把握)
- 本当に必要なもの、不要なもの(=断捨離の判断)
がわかっていないと、何から手をつけていいかわからない状況に陥ってしまいます(そして面倒になり後回しに……)。
まずは現状把握するために、プログラムにあるアセットを全て出して、フォルダー分け(収納)していきましょう!
例として、よくあるイベントプログラム(申し込みランディングページやステータス管理が用意されているもの)を想定してやっていきます。
手順1:アセット別にフォルダー分けする
基本的にはこれがベストプラクティスで、アセットの種類で分けます。だいぶ見やすくなりましたが、ひとたびフォルダーを開くとまだまだわかりにくいですね……。
手順2:アセットの命名を整理する
番号を振らずに命名したアセットはあいうえお順やアルファベット順に並ぶため、施策実行時の前後関係が非常にわかりにくいです。また、種別が命名されていないアセットは、スマートリストなどの条件指定時に混乱を招くきっかけにもなります。
誰が見てもわかるよう、番号とアセット種別、目的を明記した命名に修正しましょう。
フォルダー分けと正しい命名によって「何を持っていて、どこに収納するのか」が明確になり、運用の変更があった場合でも素早く目的のアセットを探すことが可能になります!
そして断捨離を!
さて、「以前は使っていたけど今は使っていないアセット」や「見直し可能なスマートキャンペーン」が出てくることもあると思います。そんなときこそ「断捨離」のタイミングです!
例1:アセットの削除、アーカイブフォルダの活用
もう使わないアセットは削除。再使用の可能性があるなど、削除するのが不安な場合はアーカイブフォルダに入れておきましょう。これでスマートリスト等でのアセット指定時の選択肢から外れるため、整理整頓に効果的です。
例2:トリガーキャンペーン→バッチキャンペーンにできるものを修正する
トリガーキャンペーンはバッチキャンペーンよりもシステム負荷が高いため、可能な限りバッチキャンペーンの活用をオススメします。
例えば「以前は即時でアラートを出して申し込み状況をチェックしていたが、今は1日に1回まとめてアラートが届けば十分」というように運用が変更になった場合、即時で処理する必要がないためバッチキャンペーンに変更するとシステム負荷を減らせますよ。
こうして「本当に必要なもの」だけを残してプログラムをスリム化することで、作業者全員がわかりやすく&システム負荷も少ない、効率的なMarketo環境に生まれ変わります!
Marketoが散らかっている……と感じたら、こまめに「お片付け」をしてみてください。 キレイに片付いた自室のように、気分よくお仕事できること、間違いなしです!
執筆者プロフィール
- 北海道・札幌市に生まれ、そのまま大学までを札幌市で過ごしました。心理学・教育コミュニケーションを学んできましたが、就職活動を目前に、幼い頃より興味のあった「ものづくり」への思いを…[続きを読む]
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