「できてる」が危ない?ダブルチェックの必要性

「できてる」が危ない?ダブルチェックの必要性

こんにちは、最近車に取り付けたドライブレコーダーの運転チェック機能にやたら細かいチェックを受けている髙田です。

「口うるさいなー」と思わなくもないですが、一人で運転している時は運転ミスを犯しそうになっていても他に注意してくれる人もいないので、きっとあった方がいいんでしょうね。

どんなミスも事前に注意してくれる人がいた方が結果的には助かるのは仕事も同じこと。
今日はしゃれにならない事態に発展するのを防ぐための、「ダブルチェック」のお話です!

ダブルチェックとは?

ダブルチェックとはズバリ、「再確認」という事ですが、ここではあえて「複数人で同じ作業内容を確認すること」と定義します。(自分自身で再確認をするのは「セルフチェック」と呼んでいます。)

そもそも前提として、
自分でやった作業には先入観による思い込みが少なからずあるため、その中からミスを自分で見つけることは難しいです。
(←ルシダスの業務を通して、身をもって難しさがわかりました)

セルフチェックではミスを洗い出せない、先入観を排除した第三者にチェックしてもらうことで初めてチェックができたといえる——ということを念頭に置かなければ、痛い目を見ます!

今日はビジネスにおいて、ダブルチェックを怠った場合に起こりうる危険事例をご紹介します。

ルシダスが過去にやらかした痛恨のミス

これは私自身がかつてやらかした、確認ミスのエピソードです(本当は知られたくない……)

新しい自社コンテンツが完成し、私はMarketoのナーチャリングメールを作成しました。
コンテンツ、ナーチャリングメールそれぞれのチェックは完了! 
ルシダスメンバーと一部お客様に、いざメール配信!

「できてる」が危ない?ダブルチェックの必要性

数分後、マーケティングロックスターから衝撃の一言が!

あれ?このメール、クリックしてもコンテンツのページに飛べないよ?すぐ原因を確認して!

〜さらに数分後〜

原因がわかりました!リンク設定に誤りがあったようです……
チェックはどんな風にやったの?
セルフチェックの際にリンクの挙動の確認することを失念していて、比較的シンプルな配信だったのでダブルチェックを割愛してました…
メールを送る前には必ずテスト配信をして、さらにダブルチェックまでやらないと、何の事はないところのミスに気付けないというのを実体験できたみたいだから、次からはダブルチェックを怠らないようにね!

自分ではどんなにしっかり確認できているつもりでも、抜けている部分や勘違いなどもあります。

ダブルチェックのポイント
チェック対象がメールやWebページなどのデジタルなものの場合、チェックシートを用意し、確認すべき箇所を全て書き出しておくと有効です。
また、ダブルチェックを行なってもらう際には、なぜこの設定、挙動になっているのかもチェック者に伝えるとミスが見つかりやすいです。

Marketoだからこそ起こってしまうお恥ずかしいミス

これはもう画像で見た方が早いのですが、これは実際に私が受け取ったマーケティングメールです。

<メール例>
「できてる」が危ない?ダブルチェックの必要性

まず冒頭の文章です。
お客様様……? なぜこうなったんでしょう?
Marketoを使った事のある方であれば、「あ!」と気付きましたか?

<トークン例>
「できてる」が危ない?ダブルチェックの必要性

Marketoでは自動配信されるメールのお名前部分を「トークン」と呼ばれる変数で設定する事ができますので、「受信者名」+「様」としておけば、パーソナライズする事ができるわけですが……。

ところがこの名前トークン、デフォルトの設定が「お客様」になっています。
デフォルトというのは、送信先のメールアドレスに対してデータベースに名前のデータがなかった時に表示される語彙という事になるのですが、この例のとおり、本文にある「様」と重複して「お客様様」になってしまいます。

デフォルトの設定が「お客」だけであれば、この重複は発生しません。
ちなみに、逆に本文の「様」を入力し忘れると、トークン作動時に……

<トークン例>
「できてる」が危ない?ダブルチェックの必要性

<メール例>
「できてる」が危ない?ダブルチェックの必要性

えっ、呼び捨てですか!? というメールが送信されてしまいます。
(海外ブランドなどからの直訳と思われるメルマガでたまに見かけてドキッとする事あります。w)

トークンは便利ですが、確認が不十分な場合、意味不明なメール、失礼なメールを送ってしまう危険性があります。
また、フィールドに思いもよらない値が入っていることでミスが起きる可能性もあります。

例えば、ラストネームとファーストネームの値が逆に入っていたのか、メール本文でも姓と名が逆に表示されていたマーケティングメールを受け取ったことがあります。
データの流入元によっては設定を間違えたりすると起きる事ですね。

ダブルチェックをするときは、このような「作った本人にとって『想定外』だった」事も発見しやすくなります。

ダブルチェックのポイント
名前など顧客情報のトークンを使用している場合、サンプルメール送信時に「顧客」で自分やダミーのリードを選択して送信しましょう。
このひと手間があるだけ、お恥ずかしいメールを配信してしまう可能性が低くなります。
こういった初歩的なミスをしたメールがたまに届くことがありますよね……。
私も同じようなミスをしないように、気を引き締めています!

終わりに

以上、ダブルチェックをしないことによって見逃す可能性のあるミスをご紹介しました。

普段の心がけひとつでできるダブルチェックですが、Marketoに関するものは、Marketoの知見がなければミスを防ぐことが難しいのも事実です。

これを読んで少しでも不安になるところがあったら、ぜひルシダスへお問い合わせください!

執筆者プロフィール

高田宏美
高田宏美
ルシダスのアシスタント、髙田宏美です。記念すべき令和元年の12月から旭川本社へ勤務しています。出身は旭川。高校卒業と同時に札幌へ。Web系の専門学校を出たのち…[続きを読む]

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