魚釣りはしないけれどもタイトルではやたらと釣り好きな、マーケティングロックスターの池上です!
このブログタイトルも例外なく、釣りを意識してつけたわけですが……これは最近実際に感じていることでもあります。
本タイトルの真意は何かというと、分析に値する材料がないのに分析にこだわると、ロクなことがないですよ! というもの。
なぜ、戦略立案段階での分析には無理があるのか?
マーケターにとって分析はもちろん重要なことです。
ここは誤解なきよう。
既存の施策を分析し、そもそも計測しているKPIが妥当なのか、収益ないしは最終目的の達成に寄与しているのか、中間KPIを向上させる余地はないのか等、PDCAサイクルの根幹に関わることなのは、間違いありません。
しかし、実際に現場で新しい試みをするにあたり、無意味な分析をしてしまう傾向が強いケースを、これまで何度も見てきました。
少し極端な例ですが、これまでテキストでしかメールを出しておらず、今後HTMLメールを出そうという計画が持ち上がった場合、HTMLにすることによる影響について、あれこれと分析をしても始まらないものです。
なにせ、これまでHTMLメールを出していなかったわけですから、分析をするための元データが根本的に欠如しているわけです。
立案段階では「本来やるべきこと」に注力しよう!!
じゃぁ、どうしてそんな状況でも何かを分析をしたくなってしまうのか? というと、それは「未知への不安があるから」に尽きるでしょう。
今より良い結果を出すために新たな施策を打ち出そうとしているものの、今より悪くなるのは避けたいからです。
その不安に対抗するためには、本来であれば、リスクの幅を理解した上で、一定の条件に達しない場合は元に戻すといった、ロールバックをはじめとした回避策などを定義することが重要だったりします(特にマネジメント層からのプロジェクト承認を得る必要がある場合には、不可欠であることが多い)。
その部分については、ぜひこちらのブログをご一読ください。
というわけで、何かを分析しようとするとき、「本当にそれは分析をする意味があるのか?」というのを、一瞬立ち止まって考えるようにしましょう!
そして、リスク分析や計画面でなお不安が残る場合、ぜひ、ルシダスのようなプロの力を借りて、戦略的に計画立案を進めてみてください!
執筆者プロフィール
- 株式会社ルシダスの代表にしてマーケティングロックスターを自認しており、経営とマーケターの二足のわらじでお客様の課題解決に邁進する…[続きを読む]
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