怪談:送ったはずのメールが!! 本当にあった怖いメールマーケティング

怪談:送ったはずのメールが!! 本当にあった怖いメールマーケティング

マーケティングをやっていると、怖い話の1つや2つ……で済まないほど色々あるんだよ、なんて話、皆様も耳にしたことありますよね?

もちろん、黎明期からデジタルマーケティングに関わっているマーケティングロックスターな私、池上にはそんな経験、ありませんけどね。( ̄^ ̄)

……冗談はさておき、世の中には避けようのない事故と、避けられたはずの事故というものが存在するのは事実です。メールマーケティングの世界でもこれは変わりません。

そんな中でも意外と多い「怖い話」は、メールの未達に関連するものです。

そもそもメールの性質で扱いが異なる

メールは送信すれば相手に届く。なんとなくそう思ってますよね。
事実、私たちが日頃の業務連絡やプライベートなコミュニケーションのために送ってるメールなんかは、何も考えなくてもしっかり機能してますよね。

でも! 「マーケティング」という文脈になった途端、事情は変わるんです。
そもそも、マーケティングメールは個人のメーラーからではなく、MA(マーケティングオートメーション)を始めとしたメール配信システムを使って送信されます。
そして、一度に1通ではなく、何百、何千、時には何万通と配信されます。
こうなると、個別のメールとは全く異なる扱いになります。

インターネットのメールという仕組みはそもそも性善説に基づいて設計されているため、それが原因で悪用される危険性を多くはらんでいます。
日本でも、ガラケーでメールのやり取りが初めて可能になった頃、いわゆる迷惑メールが大量に届くようになった時期がありました。

その後、通称「迷惑メール防止法」などができたと思ったら、今度は「未承諾広告※」なんて書かれたメールが届くようになって、延々とイタチごっこにーー。

メールサーバーの暗黒面

いかにもデジタルマーケの生き字引みたいな話は、また秋の夜長のためにとっておくとして(!?)、こうした事情から、現代のメールサーバーは非常に発達した自己防衛機能を有するようになっています。

迷惑メールの送信元と疑われるIPアドレスからのメールはもちろん、メッセージの中身に不適切な用語があっても遮断、疑わしければ迷惑メールフォルダー行き。さらには、携帯電話キャリアの場合は大量配信と受け止められただけで、中身に関係なく完全ブロックをかけられます。

しかも! 本当に怖いのは、本来の受取人にも、送信者にも、まったく通知されることなく「こっそりと」これらの処理が行われているということ……なのです。((((;゚Д゚))))

だから、送信したはいいが、配信はされていない、なんてことも十分にあり得るんです。
怖いですね〜!(;゚Д゚)
で、終わってしまえばただの怪談です。

あなたのメール、どうやって守る?

大丈夫、ちゃんと打つ手はあります。
メールを配信する時に、テスト用に開設したメールアドレス宛にも送り、正しく届いているか確認すればいいんです!
Outlook.com(旧Hotmail)、Yahoo!メール、Gmail、さらにはキャリアメールなどを用意してモニタリングしましょう!

他にも、送信メールサーバーがブラックリスト化されていないか確認するためのオンラインツールもあります。
MX Toolbox(メール配信サーバーのアドレスを入力してテスト):
http://mxtoolbox.com/blacklists.aspx

もし届かなかったり、迷惑メールフォルダーに振り分けられている場合は、速やかに原因を調べて、対策を!

他にもスパムを予防するためのたくさんのコツが書かれた『マーケティングメール25のヒント』も、ぜひご参考にしてください。

執筆者プロフィール

池上ジョナサン
池上ジョナサン
株式会社ルシダスの代表にしてマーケティングロックスターを自認しており、経営とマーケターの二足のわらじでお客様の課題解決に邁進する…[続きを読む]

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