〜企業と消費者にとってのWin-Winコミュニケーション〜
こんにちは、株式会社ルシダスの池上です。
これからマーケティングに関する話をブログで発信していこうと思います。
その第一弾として、そもそもマーケティングとは何なのかを改めて考えてみました。
私はITエンジニアとしてキャリアをスタートしましたが、あるプロジェクトをきっかけに戦略側にも携わるようになり、現在ではマーケティング戦略のコンサルタントとして第一線で活躍させていただいております。
しかし、今も当時も変わらないのは、「そもそも何をやろうとしているのか?」という、事の本質を振り返ることです。
マーケのアイディアに技術が追いつかず実現は無理だとしても、そのアイディアの本質がどこにあるかを見極める、あるいは工夫することで同じ結果が得られるのではないか? を念頭に置いて常に取り組んできました。
そして、施策を俯瞰的に見渡すと同時に「マーケティングとは何なのか」という原点に立ち返って考えることが、真の成功をもたらす上で不可欠だと考えています。
私にとってマーケティングとは、企業と人(お客様)とをつなげる活動です。
その活動実現のために、最初にお客様を見つけ出し、製品に対する理解を促進し、購入を成立させる(あるいは営業マンへの送客する)という一連のプロセスがあります。
マーケティング活動の原点は、実はとてもシンプルです。広告やマーケティング施策が消費者の関心を得られずに終わる場合、企業にとっては予算の無駄打ち、消費者にとっては貴重な時間を邪魔するものでしかありません。
そう考えると、マーケティングの原点は、潜在的に興味を持ってくれる人との出会いを促進し、そうではない人を避けることにあると思います。そしてこれは企業と消費者の利害関係が一致している部分でもあります。
従来のマーケティングや広告活動では、細かく狙いを定めることが不可能だったため、無関係な人にまで流れ弾が当たるのは仕方のないことでした。
しかし、細かいターゲティングと短時間でデバイスの垣根を越えて繰り返し接触することが可能なネットの世界では、ターゲティングを誤ると、大金を投じた挙げ句にお客様に煙たがられてしまう可能性もあります。
要らない広告がストーカーのごとく表示される。欲しくないメルマガが大量に届く。よくある話です。
ネットの普及で技術的に可能なことが増え、実装コストも下がってきましたが、冷静に考えればやらない方が良いこともたくさんあります。
特に、メルマガの登録者数を無理矢理増やす手法は、インターネット普及以前のマス広告ありきだった時代の発想です。
コストをかけずに乱射したコミュニケーションのその先に生まれるのがネガティブな感情だとすれば、それは損失でしかありません。
ですから、企業と消費者双方にとってWin-Winな関係を構築するというマーケティングの原点に立ち返って、全体戦略や個別施策を考えることが重要です。
これによって双方の関係性が向上し、最終的な収益成長につながります。
執筆者プロフィール
- 株式会社ルシダスの代表にしてマーケティングロックスターを自認しており、経営とマーケターの二足のわらじでお客様の課題解決に邁進する…[続きを読む]
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