Marketo LPの『正しい』プレビュー方法とは!?

Marketo LPの『正しい』プレビュー方法とは!?

Web制作は「作り始めてから完成」まではまだまだ折り返し地点、「くまないチェックと修正作業」でようやくゴールできるのだと日々思う五十嵐です。

Web制作においてチェックはとても重要です。
昨今はPCだけではなくタブレットやスマホなど、閲覧側の画面サイズも大中小さまざまなので、制作時に自分のPC画面だけを見ていると実際にページを公開してみたときに思わぬ部分が崩れてしまっているということが起こります。
今回はランディングページをMarketoで制作した時のチェック手段、プレビュー機能の便利で間違いのない使い方についてご紹介します。

Marketoのランディングページアセットのプレビュー方法は以下の2通りがあります。

Marketo内でのプレビュー表示について

こちらはMarketo内で表示の確認が行える方法です。

  1. ランディングページのアセットページから「ランディングページのアクション」をクリックしメニューを展開します。
  2. 「プレビュー」を選択しクリックしてください。
このようにプレビュー画面に切り替わります。
プレビュー画面
画面上部のタブで「デスクトップ」「モバイル」「サイドバイサイド」の3パターンに表示の切り替えが可能です。(最初はデスクトップの状態です)
「モバイル」:モバイルの画面サイズを想定したプレビューです。
「サイドバイサイド」:デスクトップ画面とモバイル画面を並べて比較表示できるプレビューです。
ヘッダーのバーの表示が気になる場合は画面右上の矢印アイコンから全画面表示が可能です。
プレビューの全画面表示

トークンの表示確認

ページ内にトークンが含まれている場合、リード別のページの見え方を確認できます。
今回のテストページにはリードトークンである{{Lead.Last Name}}が含まれています。
このトークンが有効であることをプレビューで確認してみましょう。
プレビュー画面右上の「デフォルトの表示」から「顧客詳細別に表示」または「リストの選択」をクリックしてください。
※どちらを選択しても同じ「リストの選択」のモーダルウィンドウが開きます。リストを選択せずに、リードを直接指定することはできません。
リストを選択するとリストに含まれているリード名が画面右上のドロップダウンメニューに表示されます。
ドロップダウンメニュー自体をクリック、もしくは「<」「>」アイコンをクリックでリスト内に存在するリードを選択できます。
リードトークン部分にリードの情報が反映されているのが確認できます。

以上が主なプレビュー表示の機能です。

しかしこのプレビュー方法はMarketoにログインしていないと見られないので、社内のMarketoアカウントを所持していないメンバーに確認してもらいたいという場合にはなかなか大変ですし、何より実際の見え方は実際に各端末で見てみないと分かりません。
そのような場合はもう1つの方法、「プレビューURLの生成」が最適です。

「プレビューURLの生成」について

こちらは一定時間の間、実際のページと同じように表示できるプレビューURLを生成する方法です。

  • アセット画面から「ランディングページのアクション」を展開し、「URLツール」の中の「プレビューURL」をクリックしてください。
  • もしくはプレビュー画面内の「アクションのプレビュー」「プレビューURLの生成」からでも同様に可能です。
モーダルウインドウが開き、プレビューURLが表示されます。

このURLの有効期限は生成した時から8時間です。
表示期限の8時間が過ぎていなくても、「プレビューURLの生成」を選択するたびに別のプレビューURLを生成できます。
一度ウインドウを閉じてしまうと同じURLを再度確認する方法はありませんので、控え忘れにご注意ください。

アセットが承認待ち下書きあり状態の場合のプレビュー

ちなみに、アセットが承認待ち下書きあり状態で、承認済みの内容と下書きの内容の2種類が含まれている場合はどちらがプレビューされるのでしょうか。

「プレビュー」の場合

承認済みの内容と下書きの内容のそれぞれをプレビュー可能です。
「プレビュー」で承認済みのページの内容が表示され、「下書きのプレビュー」では下書きの内容が表示されます。

※ うっかり「下書きのプレビュー」ではなく「プレビュー」を開いてしまったがために下書きで修正した内容がプレビュー表示に反映されてない……なんてこともあり得るのでお気を付けください。

「プレビューURLの生成」の場合

承認待ち下書きあり状態のアセットで生成されたプレビューURLでは、下書きの内容が表示されます。
ちなみにこの時にアセットの下書きを削除すると、プレビューURLは下書きの内容から承認済みの内容に切り替わります(プレビューURL自体は有効期限が過ぎるまで有効です)。

それぞれのプレビュー機能のメリットとデメリット

最後に、それぞれのプレビュー機能のメリットとデメリットをまとめました。

プレビュー表示

メリット

  • アセットを作成しながら手軽に確認ができる
  • 承認済み・下書きどちらもプレビューすることができる

デメリット

  • Marketoアカウントを持っていない方に確認してもらうことが難しい
  • 実機での表示のようにはならない場合が多い

プレビューURL

メリット

  • Marketoアカウントを持っていない方にも共有しやすい
  • 実機での表示確認ができる
  • 承認をかけずに表示確認ができるのでページ閲覧数のカウントが増えずに済む

デメリット

  • プレビューURLの生成はプレビュー表示確認よりも少しだけ手間がかかる
  • 承認待ち下書きありのものは下書きしかプレビューすることができない

状況に応じてこれらのプレビュー機能を使い分けていきましょう!

執筆者プロフィール

五十嵐槙子
五十嵐槙子
新潟市出身。新潟の大学で美術を学び、卒業後は新潟の企業に就職していましたが、クリエイティブな仕事への憧憬を捨てられずに退職。デザインとWEB制作を勉強しつつ…[続きを読む]

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