どうも! 3度の飯よりサーフィンが好きな脇田です。
いきなりですが、あなたはMarketoとメール配信ツールの違いがわかりますか? 実は「Marketo使っているよ〜」という企業の担当者さんも、配信ツールとの違いについて把握しきれていない方も多いです。そんなの非常にもったいない! Marketoって、私たちが思っている以上にすごくハイレベルなマーケティング活動ができるテクノロジーを備えたツールなのです。今回はそんなMarketo の機能について解説していきたいと思います。
超・複雑なエンゲージメントマーケティングが可能
近年、顧客体験の重要性はますます上がっています。2000年代に入り徐々に浸透し始めてきた配信ツール(マーケティングロックスターに時代背景を教えていただきましたw)ですが、エンゲージメントマーケティングの重要性も上がってきた近年において、弱点も多く出てきました。
例えば、従来のメール配信では、あらかじめ決まったフローに沿ったステップ配信(シナリオ配信)しか行うことができません。この方法ですと、お客様に対し、事前に決めたシナリオに沿った画一的なコミュニケーションしか行えないという問題点があります。さらに、このシナリオに対し、フローの分岐を加えたりといった複雑な設定をしたところで、そもそも毎回メールを見てくれるお客様は非常にまれなため、複雑化させても絵に描いた餅(シナリオの最後まで到達する人はいてもごくわずか)。
Marketoでは、このような従来からあるメール配信方法はもちろんできますが、メール配信ツールと大きく何が違うのかと言いますと、Marketo はいろいろな条件に対して動的に配信内容などを一人ひとりに合わせて変えられます。例えば「Webページを閲覧」などの特定の行動をとったお客様に対して、見たコンテンツに合わせてその都度、異なるシナリオのメールを提供することが可能です。
そのため、「30日間行動していないお客様」や、逆に能動的にウェブサイト内を回遊している訪問者などを判断して、それぞれ別のシナリオのコンテンツを提供することが可能です。これらの機能を組み合わせることにより、より複雑なマーケティング活動を行うことができます。
問題は、このような常に変動するシナリオは1人の見込み顧客を例に考えるとさほど複雑には感じないのですが、実際には顧客の数 × 行動のパターン × シナリオの数だけの組み合わせがありますし、そもそもいつデータベースに登録されたのかによって開始時点も異なります。
つまり……
これだけの組み合わせがあると、人間業ではとても今日、誰に、何が配信されるのかというのを把握することは不可能です。
それを、苦もなく空気のように処理してくれるのがエンゲージメントプログラムなのです!
だけど、何でそんなことがしたいのでしょうか?
お客様を理解している、「営業マン」になってくれる
全く同じ興味・関心に購買意欲を持ったお客様だけが集まるなんてことは絶対にありませんよね。一人ひとり興味・関心の軸は違いますし、その時々で購買意欲も異なります。
ステップ配信ですと、どうしても全てのお客様に対して画一的なコンテンツを提供することになってしまいます。延々と自分の興味のない話をされるとどう感じますか? 正直聞く気がなくなりますよね。w(メルマガですと、意識的ではないにせよ、差出人を見てゴミ箱にポイ! するか無視するのが関の山。腹の虫の居所が悪い日なら配信停止もせずに迷惑メール登録してしまうリスクも)
Marketoのエンゲージメントプログラムを活用し、限りなく 1-to-1な興味・関心のあるコンテンツを提供することにより、お客様にとって適切な「接触・認知・理解」を深めていくことができます。その結果、お客様の温度感を高め、「自分のことを理解してくれている」と思っていただけるような、優秀な営業マンと同じような存在にMarketo がなってくれるのです。
いかがでしたか? Marketoって本当にすごい機能を兼ね備えた最先端のツールなのです。「これはすごい!」「ぜひ導入したい!」となっても、複雑な要素も多いので、取り組もうとなれば大変なことも多いです。そんなときは、ぜひルシダスまでお気軽にご相談ください。
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