会社役員は、実は社員と違って年次有給休暇の概念がないこともあって、意識的にメリハリをつけないと仕事漬けになりがちなマーケティングロックスターこと池上です!
さて! 今日はいつものマーケやビジネスやロック(!?)とは少し趣を変えて、北海道の楽しみ方について書いちゃいます!
なにせ、ルシダス本社のある北海道旭川市は人気旅行先!
ですが、灯台下暗しとでも言いましょうか、地元の人ほどそれを遊んでないところもあります(東京在住者がまず東京タワーに行ったことがないのと似てるかも!?)。
しっかり休んで楽しんで新しい刺激を受けてこそ、仕事もはかどるというもの!
というわけで、北海道らしい(?)休日の過ごし方、週末縦走登山に行ってきました!
ルートは大雪山旭岳ロープウェイ姿見駅から旭岳を登って、「お鉢」と呼ばれるカルデラの外輪山をぐるっと半周して黒岳へ。
黒岳で一泊してから、今度はお鉢の反対側を半周し、中岳温泉を経由して旭岳姿見池へと戻ってくる1泊2日の縦走登山です。
しか〜し! 旭岳は単調な一定斜度のガレ場(岩場)をひたすら登るだけ。
北海道最高峰と言いつつ、登山の楽しみという意味ではかなりイマイチな山。
とはいえ、これを登らないと山頂に立てない、そして本題のお鉢巡りができないので仕方ない。
頑張って、3時間ほどで山頂です。
7月から8月にかけては夏山登山の最盛期、登山客も多いのですが、大雪山系は本州の3,000m級の山と比較されるほど冷涼で、8月になっても雪渓が多く残っています。
そして、旭岳の裏を降りて黒岳を目指すルートは見晴らしも良く、お花畑や雪渓、険しい山々を一望しながら歩ける絶景ルートです。
こうして出発から約12km、コースタイムは5時間半ですが、縦走装備に休憩も含めて小生は6時間半ほどで黒岳から少し下ったところにある黒岳石室に到着しました。
北海道では非常に珍しい有人避難小屋。
本州の山にはよくあるパターンですが、大雪山国立公園内の避難小屋というのは基本は無人。
お布団のレンタルやお食事などという気の利いたものは一切ありません。
が、ここ黒岳の石室は、なぜかレンタルできる毛布やシュラフ(数量限定)、バイオトイレ、さらには缶ビールまで売ってるのです!
北海道の山に慣れてる人からするとさしずめ高級リゾート!?
というわけで、早速ビールいただきま〜す!
でも、うかうかはしていられない。テントを張りましょう!
なお、黒岳石室は近年非常に人気が高く、テント場は14時ぐらいまでに到着しないとまともな場所に張れませんのでご注意ください(テント1張り500円、バイオトイレ協力金を含む。)
夕方になりだいぶ涼しくなってきたところで、登山の最大のお楽しみ、食事のお時間!
移動中は主にオニギリやチョコレートを食べるも、夕飯はしっかりと!
荷物が増えて重くなろうとも夕飯にだけはこだわりたい、生粋の食いしん坊であるマーケティングロックスターとしては、当然妥協しないところ。
冷凍した状態で持ち運んでいた(その間に完全に解凍された)鶏肉やナス、ピーマンなどなどで作るのは、北海道らしいスープカレー! 美味しい〜♪
登山をしているととにかくお腹が空く! 思ってる以上に大量に食べられる!
そして食べたら眠い! 日も暮れてきた事だし、寝る!
そう。山は朝も早いが夜も早い。
野生動物と同じで、日が暮れたらぼちぼち就寝のお時間なのであります。
おやすみなさ〜い!
山は夜も早ければ朝も早い!
3時ぐらいになると周囲のテントからもぞもぞと人が動く気配がする。
桂月岳のご来光目当ての方々が動き始める。
だがしかし、マーケティングロックスターはお花もご来光もあまり興味はないので、そのままゆっくり5時近くまで寝ます。w
朝の支度、朝食にコーヒー飲んだらテントを撤収して今日も元気よくいきましょー!
今日は黒岳から北鎮岳を経由するコースで、高低差が少ない分、景色を見るゆとりもある絶景ルート!
開始早々に急傾斜のガレ場を登らされる初日と違って、比較的平坦なルートから始まるので準備運動にもちょうど良い。
色々な草花に、蜂がせっせと蜜を吸ってます。
大きくてモコモコしたクマバチも出てきて、やたら人に寄ってきますが、心配しなくても大丈夫です。
滅多なことでは人を刺すことのない蜂なんです。
そして、実はものすごく目が悪く、カラフルな登山ウェアが花なのかそうじゃないのか確認するのにすぐ近くまで寄ってきてるんです。
そう思うと、とてもカワイイやつです。
そうこうしているうちに、お鉢平展望台に到着!
カルデラの中が一望できるここは、今回のルートの中でも「超」がつく絶景ポイントの1つ。
外輪山を一望しながらカルデラの中が見れます。
なお、カルデラの中は有毒ガスが発生するため、立ち入りは禁止されております。
地図を見ると「有毒温泉」という説明書きがありますが、読んで字の如しですので、入らないようにご注意ください。
お鉢の中間、北鎮分岐まできました。
ここに荷物をデポして(一時的に置いていくことの意)、北鎮岳にさくっと登ってきます。
荷物がないと軽々! 往復で30分もかからないピストンルート。
ここから中岳を通り、中岳分岐から外輪山を離れ、谷に降りていきます。
この先にあるのは中岳温泉! 沢の中に温泉が湧き出ております。
残念ながら人が入浴できるほどのお風呂というわけにはいきませんが、石を積んで流れをせき止めた「湯船」で足湯ができます。
登山で疲れた足には最高に気持ち良いので、多くの登山客がここで休憩しています。
ここまできたらあとちょっと! 裾合平を経由して旭岳ロープウェイ姿見駅へと戻ります。
近いようで遠いようなこの最後の区間を頑張っていきましょう!
8月初旬ぐらいまでは途中、いくつかの雪渓を越えていきますが、下界の灼熱地獄に戻るまでつかの間の冷涼な雰囲気が楽しめます。
そして無事下山!
2日目も約12km、コースタイム5時間50分、縦走装備で約6時間でしたのでまずまずでしょう。
ここからは旭岳温泉郷で疲れをとりつつ、帰宅をするのでありました〜。
ともすれば気合いの入った夏休みの登山旅行のようにも見えますが、実は天気の様子を見て金曜日の夜に急遽山行を決めた週末登山。
自然豊かな北海道にいると、こんなことも普段の週末にできちゃうんです!
なお、ルシダスを口実に「出張」したい方も、ご相談ください。w
※北海道における夏山登山は天候が良いときはとても楽しく、気楽に登れる反面、真夏でも低体温症で亡くなられるケースが発生しています。
エスケープルートがないエリアもあり、万一の際には自前で対処する必要があります。
また、エキノコックスや有毒物質の流出もあるため、飲み水の全量確保などが必要です。
今回のルートは比較的楽に体験できる反面、ロープがなくコースが不明良な箇所、悪天候によるルート迷いなどの遭難リスクも非常に高いエリアでもあります。
山に不慣れな方はガイドツアーを利用するなど、無理のない安全な山行を心がけてください。
執筆者プロフィール
- 株式会社ルシダスの代表にしてマーケティングロックスターを自認しており、経営とマーケターの二足のわらじでお客様の課題解決に邁進する…[続きを読む]
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