Marketoでできる3つのメール配信方法

Adobe Marketo Engage(以下、Marketo)の初心者向けトレーニングの講師をしている石神です。今回はMarketoの基本のき、「メール配信」について紹介します!

Marketoのメール配信の概要

数あるマーケティングオートメーション(MA)ツールの中でも、Marketoは顧客1人ひとりの行動を追跡し、興味関心を高めていくことをとくに得意としたツールです。

顧客の興味関心を高めていく上で、日々さまざまな施策が行われていると思います。中でも「メール配信」はMarketoで最も主要な機能。しかし私が相談者やクライアントなどのMarketoの中を見せていただくと、「なんでこんな方法でメール送ってるの?」と思うこともしばしば。。。

まずはメール配信の方法からご紹介します。

1. 日時指定でのメール配信

主に「メールプログラム」で実施され、カレンダーのようなスケジュールの中で「3月29日15:30」などと日時を指定するメール配信の方法です。(ちなみに例の3/29は石神の誕生日ですw)

2. 頻度指定でのメール配信

主に「エンゲージメントプログラム」で実施され、「毎週水曜日11:00」「隔週月曜日12:00」などと頻度を指定するメール配信の方法。「毎月1日13:00」「毎月第2木曜14:00」といった設定も可能です。

3. 行動指定でのメール配信

スマートキャンペーンのトリガー条件から実施されます。さまざまな行動を指定し、資料請求のような顧客の要望に合わせて、また行動によって発火するようなメール配信の方法です。

メール配信方法に適した施策内容

では次に、それぞれの配信方法がどんな施策に適しているのかをご紹介します。

1. 日時指定でのメール配信

日時を指定するということは、比較的近いうちに送りたい、1回だけ送りたい、リアルタイムで訴求したいといった施策が適しています。トレンド情報や割引オファー、セミナーなどの集客が該当します。集客数に応じて追加でメールできるのも日時指定で配信するメリットです。サービスのメンテナンス期間を周知するようなオペレーショナルメールなどもここに含まれます。

2. 頻度指定でのメール配信

頻度に応じて1から順番に送られるようなステップメール形式の配信方法や、1人の顧客の興味関心を高めるナーチャリング施策に適しています。
例えばサービスのトライアル申し込み後、一定期間メールで訴求し続けるような施策にも向いています。場合によっては顧客に対して異なるタイミングで配信されることから、エバーグリーンコンテンツであることが求められます。
※エバーグリーンコンテンツについてはこちらをどうぞ!

3. 行動指定でのメール配信

行動をもとに配信する方法で、イメージしやすいのはフォーム入力後の自動返信ですね。顧客の態度変容を促すための施策が適しています。
「お問い合わせページに2回アクセスした顧客」へ問い合わせの実行を訴求したり、「サービスページにアクセスした顧客」にサービス詳細の資料を添付したりと、アイディア次第で施策が膨らみます

効果的な運用のために見直しを!

参考になりましたでしょうか?
忘れていたもの、知らなかったものもあるかもしれませんが、時間のかかる方法でメール配信しているなど、運用が煩雑になることで思わぬミスにつながることもあります。配信方法と適した施策で運用できているか、あらためて見直していただければと思います。

「この施策はどうしたらいいでしょう?」というような質問がある方は、以下の「執筆者に質問しちゃう!」のフォームからお気軽にご連絡ください。
私から直接お返事させていただきます。

執筆者プロフィール

石神嘉代郎
石神嘉代郎
2017年9月に入社し、今まで経験の無いIT企業、さらには日本でも最先端を走り続けていることもあり、覚えることだらけで大変ですが日々楽しく勤務してます…[続きを読む]

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