Marketo勉強記 〜知って損なし! フォーム設定隠れワザ〜

Marketo勉強記 〜知って損なし! フォーム設定隠れワザ〜

山手線に乗ると、行きたかった方向とは逆回りにしばしば乗車してしまう……ルシダスの角波です(要するに、田舎者……富良野生まれの富良野育ちです)

先日、マーケティングロックスターこと弊社社長池上からのオーダーで、自社のお問い合わせページを試作していた時のことです。

池上:
リードが記入した内容で、遷移先のThank Youページを変えるように設定してくれる?」
角波:
「え……Marketoでそんなことできるんですか?」(さぞアホ面だったことでしょう……)
池上:
「ふっふっふっ、できるんだよ」

マジですか……。汗

というわけで今回は、フォームエディタの中でユーザーの記入内容に応じて遷移先を指定する方法を共有しちゃいます!

細かな条件設定についてお話しますので「フォーム設定? もう知っとるわい!」と思われた方も、一応チェックしてみてください!

フォームの設定で遷移先ページを決める

とその前に……余談ですが、遷移先はランディングページでも設定できます。

ランディングページでどのフォームを使うかをプルダウンで選ぶ際、以下のような選択肢が出てきます。

ランディングページ内にて、使用するフォームを選択する際に表示されるウィンドウ。後述のフォームエディタで設定した設定を適用する場合は、赤線部の「フォームで定義済みのものを使用」を選択。

 

最低限のことならこちらでもできるのですが、今回は条件設定の深掘りをするため、フォーム設定の段階で遷移先を設定する方法を見ていきましょう。

では、いざフォームのアセットへ!

 

まず、フォームエディタを開きます。

まずは、最初の画面でフィールドを設定しましょうね。

 

なお、今回は、「入力内容によって遷移先を指定する」という説明の都合上、下記の通りプルダウンで項目を選択する「役職」フィールドを設けています。

後ほどの説明でこのプルダウン項目が役立ちますので、覚えておいてください。

 

その後、画面右上の「次へ」をクリックしていくと、以下のような設定の画面に進みます。
遷移先のページは、このページの最下部の「ありがとうございました!」ページの項目にて設定します。

「フォローアップ対象」のプルダウンから遷移先を選びます。

 

「外部URL」を選択した場合はそのURLを入力、「ランディングページ」を選択した場合はプルダウンからMarketoのランディグページを選択します。

 

以上、ここまでは、ランディングページの設定画面内でも同様の設定ができます。

いよいよここからが本題!
これよりも細かい条件指定によって遷移先を動的に振り分けることが可能なのです!

どんなことができるのか、早速見てみましょう。

遷移先を細かく振り分ける

先ほどから見ているフォーム設定画面の右端にある「選択肢の追加」、こちらをクリックします。

今回のような「選択肢の追加」や、「制約の追加」などには優れた設定項目が隠れていることが多いので、要チェック!

 

ここで、リードが選択または入力する項目に応じて、異なるフォローアップページを表示するように設定可能なのです!

 

クリックすると別のウィンドウが開きます。「選択肢:」という項目からプルダウンでフィールドを選択できます。

 

プルダウンで選択できるフィールドは、フォームに追加されているフィールドのみです。ここで、先ほどご紹介した「役職」フィールドの登場!

 

該当する演算子を選択。

 

今回は「選択」タイプのフィールドなので、プルダウンで候補が出てきます。タイプが「テキスト」のフィールドを使用する場合は、ここに値を直接入力します。

 

フォローアップの対象として適切なページを選択。

 

この場合は、ランディングページを選択。

 

また、選択肢が複数指定可能なのも、この機能の優れたポイントです。
ウィンドウ右上の「+」をクリックすると、「選択肢2:」以降が表示されます。

「選択肢2:」以降も、必要に応じて設定。

 

指定した選択肢以外の応答用として、「デフォルト」のページも設定します。指定した条件を満たさない場合は、このデフォルトで指定した挙動になります。

 

設定が完了したら、右下の「保存」をクリックして終了!

 

設定した内容はこのように表示されるので、一目で確認できます。

 

このように、使用するフィールドや演算子の組み合わせで、バリエーションに富んだ設定が可能となります。

様々な施策への道が広がる!

今回のことで私が大切だと感じたのは、Marketoでできることを知っているかいないかによって、施策アイディアの広がりが変わってくる、ということ。

社長の池上も常日頃申している通り、「何をしたいか」を思い描くのがまずは肝心なのですが……できることを把握できているからこそ、様々なアイディアが浮かんできますよね!

例えば今回の例のように、役職によって遷移先のThank Youページを変える場合。

  • 「代表」を選んだリードには経営権があると見越して、自社のサービスを直接宣伝するコンテンツをランディングページに盛り込む。
  • かたや、「部長」を選んだリードには、現場で役に立つTips記事のリンクをコンテンツとして表示させる。

などなど、仕様を知っていることで新たに出てくるアイディアもあるかも!?

はたまた、お問い合わせ内容のキーワードに応じて(演算子で「指定の語を含む」などを条件にして指定するなど)、遷移先を変えることも効果的かもしれません。

遷移先の振り分け、それぞれのアイディアでぜひ活用してみてください!

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