ルシダスでライターをやらせてもらっております今野です。
今回はナーチャリングで使用するコンテンツの作り方についてお話をしていこうと思います。
長いので時間のない人はここから最後まで一気にスクロールしてください。
再確認:ナーチャリングって?
すごーく大雑把に言いますと「釣ってきた見込み客を顧客になるまで育成する」ことですね。釣ってくる部分はリードジェネレーションになるので、今回は割愛します。各企業様がんばってメアドをげっちゅしてください。
コンテンツで育成ができる原理
メールやコラムなどのコンテンツで見込み客を育成するわけですが、何故コンテンツで見込み客を育成できるのでしょうか?
それができる理由、ちゃんと学術的に名前もついているんです。
ザイアンスの法則(単純接触効果)
メアドをげっちゅした直後に怒涛の営業をかけたら誰しもが身構えますが、より柔らかいコンテンツと接触して親和性が上がるにつれて心理的ハードルが下がって、「話を聞いてもいいかな?」になりやすいというのは経験があるのではないでしょうか。
サリエンス効果(閾値効果)
サリエンス効果という人間の脳の機能を突破し、接触回数によってザイアンスの法則を発動させることで顧客育成という、言ってしまえば好感度稼ぎができるようになるわけです。
ということは接触回数を稼ぐためにも、接触の機会であるナーチャリングメールの「つくり」の部分が大事になってくるわけですね。
どんなに素晴らしいコンテンツを用意したところで、その入り口が認識されなければまったくの徒労。良いものを作った努力を自ら無駄な努力に変換しないためにも、ここは大枚張っていきたいところです。
ナーチャリングメールで意識すべきこと
これはもうとにかく、先ほど取り上げた2つが満たされていないと話になりません。
- ザイアンスの法則(単純接触効果):心理的抵抗を下げる
- サリエンス効果(閾値効果):見てもらうにはある程度以上の衝撃が必要
育成初期のリードは、こちらに多少の興味はあれど、特に大きな熱量は持ち合わせていない場合がほとんどです。持ち合わせていたら営業に連絡なり接触なりしますからね……
なので、ナーチャリングメールの内容はとても重要です。まず、大して興味もない長文を読む人は圧倒的少数派……というか、おおむね文章が3行以上になると読んでもらえる期待値は暴落します。5行以上ならもはや期待すべきではなくなります。
なので、内容を充実させた「濃い」メールはむしろ客離れを起こしかねません。
詳しい内容はメールから飛べるリンク先のコンテンツ(直ダウンロードできるダウンロードコンテンツから独立したランディングページまで含む)に任せて、「とりあえず何があるのか」が、「パッと見ただけでわかる」かつ「メールの情報だけでは全貌はわからない」ようにするのがいいでしょう。サリエンス効果を乗り越えるには本文内容よりも件名とキャッチフレーズの切れ味にかかっています。
そして一番大事なのが、「リンク先が見込み顧客に有益なコンテンツであること」です。価値ある情報を提供するもよし、読み物として楽しめるという体験を提供するもよし。好意的な接触の機会が増えるほど、好意的な印象が刷り込まれます。……その逆もまた然りで、メールとコンテンツの内容次第で殺意を醸成することもできます。それはSNSを巡り会社の評判と株価を瞬く間に地に落とす呪詛のようなもの。炎上こわいですね。
もしコンテンツの内容に困ったらいつでもルシダスにご相談ください!
フォームから直接質問していただいてもOKです!
上から飛んできた人用3行でわかるアレ
- 客に有益なコンテンツを用意しろ。「面白い」も有益のうち。
- メールは可能な限り短くして切れ味勝負しろ。長いのはやべーぞ。
- 困ったらルシダスに持ち込め!(これ本当)
執筆者プロフィール
- 深川市生まれ、旭川市育ち、旭川工業高等専門学校出身。全国高等専門学校ロボットコンテストなどに取り組みつつ高校生クイズ予選に出てみるなど楽しく遊び、某大手。…[続きを読む]
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