マーケティング……って何？

投稿日 2017年11月24日
更新日 2020年5月25日
著者池上ジョナサン
カテゴリーマーケティング

こんにちは!! ルシダスの代表にしてマーケティングロックスターを自認する池上です！

ルシダスを一言で表すと「マーケティングコンサルティング会社」。
ですが、これだけでは何をしている会社なのかピンと来ないですよね。
簡潔に業態が説明できないのは、私にとってももどかしいことです……（全社員激しく同意）。

そもそもマーケって何だろう

原因を考えたところ、「マーケティング」自体、簡潔に説明できる人は業界内でもほとんどいないからなんじゃないか？と思います。
全米マーケティング協会や日本マーケティング協会の定義を見ても、辞書で調べても、なんだか小難しい言葉を並べた割には玉虫色の説明しか出てきません。

では、皆様が一般的にマーケティングと聞いて連想するものと言えば、展示会や店舗の掲示物を作ったりして販促してるとか、市場調査をしてどういう商品を作ったら売れるか考えてるとか、人の心理の裏を読んで購買意欲を高めるとか、プロモーション活動、広告宣伝、調査分析とかとかとか……。

どれも間違ってるわけではありません。
でも、これはマーケティングが何であるかという説明というよりは、マーケターの仕事にどんなものが含まれるか？という説明です。

じゃぁ、マーケティングって何？というと、ズバリ！「モノを売る」仕事です。

えっ……「売る」っていうのは、営業や店員の仕事なんじゃないの??
そう反応する方もいると思いますし、それも正しいです。

じゃぁ、営業や店員もモノを売るのが仕事で、マーケティングもモノを売るっていうことは、マーケティグ＝営業？ と聞かれると……それもまた、違います。

マーケと営業、似て非なるもの

マーケティングも営業も、いずれも「モノを売る」のが最終目標ですが、大きな違いは「時間軸」と「対象者」です。

営業は「短期間」に「少数の人」を相手にします。
比較的購入確度が高くて、連絡方法もしっかりしていて、そして営業マンという人間が実際に対応できる人数のみを相手にします。

例えば、テレビを買い換えようかなぁ、と思ってるけどまだ何を買うか決まってない人が家電量販店に行く。
そこで店員（営業）が各テレビの特徴の違いを説明したり、無金利ボーナス一括払いのプランを紹介したりしてお買い上げいただける方向で活動をします。
すでに購入を検討している人を相手に、店舗の中で短期間にわたり行う活動です。

対するマーケティングはというと、「長期間」にわたり「数多くの人」を相手にします。

特に大きく違うのは、営業は比較的購入意欲が高まっている人を対象に活動をするのに対して、マーケティングはまったく興味がない人や、まだ時期尚早という人も含めて、様々に温度感が異なる人々を対象とした活動をしているのです。

と、いうことは……マーケティング活動では、まだテレビの購入を検討していない、買い換えるとしても今日明日じゃない人を対象に、500円クーポン券をプレゼントしたり、5万円分のクーポンが10名様に当たるキャンペーンなんかを展開します。

目的は２つ。

1つ目として、クーポンがあれば来店する可能性が高まりますから、来店を促進したりしてその後の営業活動への橋渡しをすることができます。

2つ目は、クーポンを入手する条件としてメールアドレスを提供してもらうことで、今後のセールの案内や新製品の案内などをメールで配信できるようにすることです。

最終的にはモノを売ることに結びつく活動ではありますが、不特定多数の人を対象に、かつ息の長い活動をしてるという点で、営業とはまた違うんですね。