マーケターにとってコンテンツがないのは、ターゲットとなる人々を釣るための餌がないのも同じ(ま、マジですか〜!!?)。
その状態ではあまり実のあるメルマガは配信できませんし、何かのキャンペーンを企画しようにも、誘引する材料に事欠く有り様となります。
そして、せっかくマーケティングオートメーションを導入済みの企業であっても、コンテンツがなければ具体的な施策は打ち出せなくなってしまうのです……。
ところが……いざコンテンツマーケティングへの一歩を踏み出そうとしたところ、次のような悩みや疑問の壁に阻まれることがあります。
企画や制作は誰がやる?
社内でできる? それとも外注?
コンテンツを作ってみたところで、望ましい成果は出せるの?
でも、こうした諸々の心配事は、次にお伝えする手順通りに進めていけば、たいていはクリアーできるんです。
情報の受け手となる人々の分析
コンテンツマーケティングを始める上で最も注意したいのは、「独りよがりの情報発信」にならないこと。
自分たちが伝えたいことと、相手が知りたいことが一致しているとはかぎりません。
そのために必要なのは、まず、コンテンツの受け手となる人々が誰であるかを知ること。
- 自社のターゲットである顧客/見込み客は、どんな属性を有する?(例:年齢や性別、役職、業種)
- 自社との接点を持つ上で、どんなストーリーが想定されるか?(例:ライフチェンジイベント、課題、関心事)
- 関心度合いでグループ分けする場合、どんなステージが考えられるか?
なお、このあたりを洗い出す際に、顧客との接点が最も多く、知見豊富な営業担当者の意見は非常に参考になりますので、「ねー、ちょっとだけお願いしますよー」とお誘いして、アドバイザーとしてチームに入ってもらうとよいでしょう。
適切なコンテンツの特定
ターゲット(以下、読者とします)の分析が終わったら、次は、その読者にはどんなコンテンツがふさわしいか? という洗い出しの作業です。
関心度の低い読者にはこのトピックで、この年齢層でこういうライフチェンジが想定される読者には、このタイトルが刺すんじゃない?……などなど、適切なトピックを洗い出します。
例えば住宅販売会社が運営するブログであれば、結婚や出産などのライフチェンジイベント、あるいはお財布事情など、抱えるニーズごとにふさわしいトピックがあるはず。
このステップ、決して複雑な作業ではありませんが、慣れないうちは意外に時間がかかります。
その読者に不向きな新規コンテンツを考案してしまう、使い回しできる既存のコンテンツがあるのに気がつかない……など。
この段階であまり時間を取られないようにするためにオススメなのが、外部の専門家のサポートを利用することです。
外部のエージェンシーはあなたのビジネスの詳細を知らないわけですし、コンテンツの中身を考えるのはあくまであなた自身ですが、あなたがコンテンツの企画制作を指揮できるよう、道筋をつけるお手伝いをすることは可能です。
ルシダスの場合
ルシダスでは、独自の3Dコンテンツマップメソッドを活用した「コンテンツワークショップ」を実施することがあります。
これはルシダスがすでに自社やクライアント企業で実践し、実際に成果を挙げている方法であり、決して机上の空論などではありません(逆を言えば、ルシダスは自社で実践もせず成果も出していない施策は、基本的にはご提案いたしません)。
成熟度ステージやカテゴリー(例:顧客像/課題/関心事)ごとにどんなコンテンツがふさわしいか、効率的な洗い出しと特定が可能です。
ワークショップといっても、小難しいことは一切なし。
既存のコンテンツ、あるいは今後のネタとして使える情報、新規で制作する必要があるコンテンツ……弊社のコンサルタントが直にチームの皆様とお会いして、事前のヒアリングも含めて、約1日かけて道筋を付ける作業を進めていきます。
さて、必要なコンテンツの洗い出しができたら、次はいよいよ実際のコンテンツ制作に入るわけですが……コンテンツマーケティングに着手するために知っておきたいプロセスの後半部分は、また後日のブログでお知らせしたいと思います。
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