以前のブログで、コンテンツマーケティングの必要性は重々承知しているものの、どこから着手したらよいかわからないよー! というマーケターの皆様向けに、コンテンツマーケティングの第一歩を踏み出すために役立つプロセス(の前半部分……)をお伝えしました。
マインドセットごとのコンテンツの洗い出しが終わって、作りたい内容が決まったら、さあ、次はいよいよ制作です。
コンテンツ制作の進め方としては、内製する(社内で賄う)か、すべて外注するか、あるいは部分的に内製で残りは外注するか、いろいろなやり方が考えられますが……。
ここでは、内製・外注それぞれの面で気をつけたいポイントをまとめてみました。
コンテンツを内製する場合に注意したいこと
コンテンツ制作は、ある程度社内にリソース(時間・人材・ノウハウ)があれば、内製することが可能です。
確かに社内でできれば、それに越したことはないのです。
ターゲットとなる人々のこと、そして自社の商品のことを一番理解しているのは、社員ですから。
ただし内製する際に気をつけたいのは、担当者が1人で抱え込まないことです。
例えば自社ブログを立ち上げることになった場合、担当者1人がすべてを運用するとなると、最初の数回はよくても、だんだんトピックが限られてきますし(書くことを見つけづらくなる)、時間的にもかなりの負荷がかかります(そして迎える最悪のシナリオは……ブログ更新の停止です)。
一方で、マーケティング部門内の他のメンバー、あるいは営業や宣伝、商品企画、開発などの他部門から「書ける人」を募ってブログを回していけば、1人あたりの負荷はぐっと抑えられますし、ブログの内容もバラエティー豊かになること間違いなしです。
そして、ダイヤモンドの原石は意外とあなたの周りにゴロゴロ転がっているものです(笑)。
外注する場合に気をつけたいこと
コンテンツ制作のリソースがない、ノウハウがない、あるいは自分はマーケティング施策の立案実施に集中したい! という場合、どんなことに気をつけて外注先を選定すればよいのでしょう。
例えば、(私の専門分野でもありますが)コンテンツのライティング部分を外注したい場合は、次のようなことに留意します。
1. 人材の見つけ方:
過去に外部のライターを利用したことのある知り合いから紹介してもらう、という手もありますが、心当たりがない場合は、専門の人材バンクやクラウドソーシングなどを利用する方法があります。
2. 事前のトライアル:
紹介されたライターを即採用するのではなく、あなたの求めるレベルの文章能力があるか、事前にトライアルをしてみます。
トライアルは「何か書いてみて」と丸投げするのではなく、トピック(テーマ)とおおまかな参考情報、文字数を決めて連絡しましょう。
そうすればライター側も何を書いたらよいか、自分がどんなことを期待されているのか、ある程度の方向性が見えてきます。
ライターには、一定の専門分野を持つ人が多くいます。
その業界に対する知識や経験、親和性がどの程度あるかを見極める意味でも、トライアルは有効な手段です。
3. 採用後の依頼の出し方:
トライアルが終わって採用が決定したら、次はいよいよ発注です。
この際も、次のようなポイントに気をつけましょう。
・必ずヒアリングの時間を設ける
ライターはあなたの会社の商品や顧客層について、ウェブサイトで大まかに知り得る程度の知見しかありません。
ですから、どんな内容を、どの深度まで掘り下げてほしいか具体的に伝えましょう。
そうすればライターは、何をリサーチしてどんなポイントを押さえて書けばよいかを具体的に把握して、作業をスタートできます。
・スタイルを定める
希望しているスタイル(文体)がある場合は、事前に指定しましょう。
自社でスタイルガイドを有する場合は参考資料として提供しますが、ない場合は簡単な執筆要領を作って渡しておくと親切です。
・ボリュームを決めておく
大まかな文字数も定めておきましょう。
予想よりも極端に長いもの、あるいは短すぎるものが上がってきても、困るのはあなたご自身ですから。
主導権はあなたにあります
以上は、ライティングを外注する際の例ですが、チラシやウェブページのデザイン、あるいはHTMLテンプレートの作成であれ、外注を利用する際の基本路線はどれも同じ。
指揮官はあなた自身です。
相手に丸投げではなく、「誰を対象に/どんな内容を/どんなスタイルで/どんなボリュームで」といったポイントを押さえつつ、密にコミュニケーションを取りながら進めましょう。
そして、内製と外注を上手に使い分けて、本当に必要な部分に労力を投入する仕組みを実現していきましょう。
もちろん、ルシダスにご依頼いただくのも1つの手です!!
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