若いマーケターから「生き字引ですね!」と言われる度にシワが1本増える、マーケティングロックスターの池上です!(目指せキースリチャーズ!)
さて、あなたの会社ではメルマガを発行していますか?
ほとんどの場合、答えはYes! だと思います。
No! と答えた方は、かな〜り立ち遅れているか、あるいは、かなり先進的な事をやっているかのいずれかです。
先進的な取り組みをやってる方は言われなくてもわかっているので、今回は、普通にメルマガを発行している企業や、そこにも至れていない企業向けのお話です。
今も活用され続ける生きた化石、だけど……
その前に、世界で初めての商用マーケティングメールって、いつ頃配信されたかご存じですか?
そして、このマーケティングメールが見事に当たり、約1,300万ドル分の契約に結びついたと言われています。
(こんなこと書いてるから生き字引とか言われるんですが、さすがにリアルタイムでは知りませんよw)
つまり、極論してしまえば、メルマガというのはもう特定のリストに対して一斉メール配信をするという、40年近くも前のアイディアが未だに生き残ってるものです。
そして、「メルマガ発行してますか?」という問いに「Yes!」と答えたように、世の大多数の企業がこれをやっているので、はっきり言って効果は日に日に落ちてると言って間違いないでしょう。
そもそもメルマガは施策として適切?
実際、メルマガって読みますか?
私は職業柄、大量のメルマガを受信するようにしていて、意識して見てますが、それでも大半は読まずにフォルダーに突っ込んで終わりになります。
(ちなみに、目に止まって読んでしまったものに関しては、「どうして開いたんだろう?」「どうして読んだんだろう?」というのを自問することで、逆にヒントを得るようにもしてます。)
その割には、メルマガというのは鬱になってしまうんじゃないかと思うほど、ノルマ的に次から次へと作り続けなければいけない。
1本打ったら、次の1本。1000本ノックか、はたまた賽の河原か……。
新たな救世主! それは……
でも、世の中にはもっといい方法があります。
それが、ナーチャリングメールです。
メールアドレスがわかっているリードの興味関心事がどこにあるのか見極めて、そのデータを元に、リード本人と関連性が高いメールを作成し、配信することで、徐々に、発信者側が売りたい商品やサービスへと関心を向けさせる手法です。
考えてみてください。
あなたの車はまだ買ってようやく3年。まだ買い換えるタイミングじゃない。
目下最大の懸念事項は、まもなく迎える車検がいくらかかるのか?
そんな時に「その車検、高いの? 安いの? ズバリ解明!」なんていうメールが届いたらどうでしょう?
こういうメールを、リードの興味関心事に合わせて準備し、順番に配信することで、マインドチェンジなりタイミングを図って、やがて時が熟してきたら製品に関するコミュニケーションに徐々にシフトさせるのが、ナーチャリング、すなわちリードを「育成」する手法です。
さらば、量産メール
この手法の大きな特徴は、メルマガ同様にたくさんのメールを準備する必要はあるものの、非常に具体的なマインドを設定してメールの内容を吟味し、実際に興味を醸成できること。
また、同じメールが繰り返し使えること。
そして、一度作ってしまえば、あとはメンテナンスや追加シナリオに労力をシフトしながらも、すでに構築した潤沢なコンテンツを利用し続けられるということです。
マーケターにとっては、無間地獄から解放されて、新しいことにもどんどんチャレンジできるようになる! という利点も見逃せないですね。
ナーチャリングメール、ぜひ、チャレンジしてみてください!
そして、アイディアはわかったけど、具体的にどうしたらいいのかわからない! もっと詳しく知りたい! という方は、ぜひ、お問い合わせください!
執筆者プロフィール
- 株式会社ルシダスの代表にしてマーケティングロックスターを自認しており、経営とマーケターの二足のわらじでお客様の課題解決に邁進する…[続きを読む]
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