何からはじめるDX?よくわからんぞDX!

何からはじめるDX?よくわからんぞDX!

わが社でもDX推進をやるぞ! と、にわかに気合を入れた経営幹部さん。

きみ担当ヨロシク! みたいなノリで急に任命された担当者さん。

そんな両者に共通するお悩みが、「でも、何から始めればいいんだろう……」となるパターンは多いものです。悩むこともせず部下に丸投げした人はここで悔い改めてください。それは無茶振りです。

業界よもやま話を聞くと、この手のエピソードは尽きないなあと実感している、ライター職の今野です。

なんかこう……DXをやることが目的になっちゃってて、何のためにやるかを見失っているから迷走してしまうみたいな話が本当に多いんですよね。何事も形から入るのはいいんですが、こればっかりはそういうわけにもいきません。

じゃあ何から始めればいいのか? というのが、今回のお話です。

始める前がいちばん大事

出発点が「DXで何をするのか」では最初から目的と手段が逆になってしまっているので、方針が迷子になってしまいがち。そこで、出発点を「何を解決するためにDXに頼るのかに定めることをオススメします。

どこの会社にも、今できなくて困っていること」「今できてはいるけど問題点を解決したいことは必ずあるはずです。これらの課題を一度まとめてみて、解決したいポイントと、どうすれば解決できるのかを考えてみましょう。

「今、一応業務は回ってるから困りごとは見つからないよ」という方もいると思います。でも、売上を向上させたい」「利益率をもっと上げたい」「シェアを広げたいなどは常にある課題で、事業者の永遠の困りごとと言えるでしょう。

これらは営業の規模と範囲、そして効率が上がればおおよそ達成できるものですが、人数を単純に増やしてもコストや営業効率の面で多くの弊害が出るものです。であれば、現状を打破する解決策は、営業担当の人数に頼らず顧客とのコミュニケーションがとれる手段を導入すること、となるわけです。その手段がデジタル技術なら、これはもうDXを推進することそのもの!

なぜなら、DX(デジタルトランスフォーメーション)とはデジタル技術で課題を解決し、よりよい仕事ができるようにすることだからです。

つまり、「効果的な業務改善をする」「その手段が機器導入を含めたデジタル技術であれば、それはDXである」ということですね!

目的を定めたらいざDX!

解決したいものが見つかったら、次はどのような手段で課題解決をするのか考えましょう。目的はもうハッキリしているので、解決策はある程度思いつくものがあるはずです。それが手元の人員・技術・予算で実現可能なアイディアならば後はもう実現に向けて邁進するだけです。

手元で実現が難しい場合は実現したい内容をまとめ、望むDXを実現できるソリューションを提供可能な事業者を選定しましょう。自分でできないことはプロにお任せしちゃいましょうの精神です。

このとき費用対効果を考えるものですが、設備どころか仕事の仕組みそのものを新たに導入するわけですから、中長期で見てプラスになることを見越して検討するのが吉です。一時の出銭で継続的な効率アップ品質アップやコストダウン効果も!を買うものと思って計画を立てましょう!

ということで、DXを始めるための考え方についてお送りいたしました。

よりよい仕事の仕組みを作れば、従業員の負担軽減はもちろん、成果物の品質向上や、先進的な取り組みをしているということで貴社に興味を持つ優れた人材の増加など、その改善効果は事業のさまざまな面に波及します。

そのための第一歩として「始める前」をしっかりやっていきましょう!

営業やマーケティング関係のDXならルシダスでもご相談お受けできますので、ちょっと考えていただけるとありがたく思います。

執筆者プロフィール

今野真吾
今野真吾
深川市生まれ、旭川市育ち、旭川工業高等専門学校出身。全国高等専門学校ロボットコンテストなどに取り組みつつ高校生クイズ予選に出てみるなど楽しく遊び、某大手。…[続きを読む]

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