毎週の営業部定例MTGで「なんとか今日も乗り越えた……」と毎回胸をなで下ろす営業コンサルタントの岩澤です。
年々、社員の生産性向上のために1on1ミーティングを実施する会社が増えてきていますね。
1on1は通常、ティーチングとコーチングの技法を用いて「部下の成長を促進し個々のパフォーマンスを最大化」することが目的ですが、ルシダスではこの技法をコンサルティングの場でも活用しています。今日はそんなルシダス流コンサルティング術の一端をお見せします!
そもそもティーチングとコーチングって?
ティーチングとコーチングとはそもそも何でしょうか。
ティーチングとは目標達成に向けて必要な情報や答えを教えてあげる技法で、コーチングとは問いかけを重ね、目標達成に向けた相手の中にある答えを相手自身に気づいてもらう技法です。
言い換えるとティーチングはこちらから教える情報のインプット、コーチングは相手を導き本人にアウトプットしてもらうことです。
ティーチングとコーチングは車輪の関係
コーチングは相手の中にある答えを相手側に考えさせて引き出していくことですが、やみくもに考えても正しい答えが出ることはありません。大事なのは、ティーチングによって必要な情報や知識をインプットした上で、コーチングによって答えをアウトプットすることです。つまり、ティーチングとコーチングとは車輪の両輪のようなもので、セットで初めて正しい答えにたどり着けるのです。
ここまで一般的なティーチングとコーチングについて説明しましたので、ルシダスのコンサルティングでの活用例をご紹介します。
ルシダス流コンサルティングの例
メールの開封率を上げたいという課題を例に見てみましょう。
まずは課題解決に向けて必要な情報の整理を行います。
- ターゲットの絞り込みニーズの掘り下げ
- 訴求内容の検討
- メールタイトルや配信者設定、プリヘッダー設定
このような必要な情報のティーチング(インプット)を行います。
次に必要な情報についてコーチング(アウトプット)を行っていきます。
- 要点が不明瞭なので、もう少しはっきりわかるように整えてみては?
- 長くて最後まで読まないリスクがあるから、少し取捨選択してみて。
- 全体的に単調で目が誘導されないから、適宜色を使ってみるのはどう?
このように議論を重ねながら解決策を検討します。
ここで重要なのは、どちらか一方では意味がないということです。
必要な情報がなければ議論ができません。また、解決策までインプットしてしまっては自己成長にならず、同じ課題が出た場合に自己解決できなくなってしまいますので、お客様自身がアウトプットできるような質問を投げかけたりします。
「知っておかないと困ること」はお教えしますが、課題の導き出し方や考え方などは、お客様の課題ごとに「戦略マインドで考える練習」にもなるように誘導しつつディスカッションする、というわけです。
まとめ
このようにルシダスのコンサルティングも、ティーチングとコーチングを組み合わせています。
壁打ちがてら現状の棚卸しをしたいときなども、ぜひお気軽にご相談ください。
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