こんにちは、ルシダスの久保です。
みなさんは、仕事に一区切りがついた後に振り返りを実施していますか?
私は前職でシステムエンジニアをやっており、プロジェクト終了後はほぼ毎回実施していました。
よくできた点、改善点を明確にして、次につなげるという意味では、意義のある作業だと思います。
振り返りは、PDCAサイクルのC(Check)に該当し、目標達成度合などを評価します。目標に達成しなかった場合には原因分析を行ない、次のA(Action)で改善策を講じる……といった流れで進んでいくアレです。
と上司や先輩に指示された通りにやったのに、
といった
という経験は少なからずあると思います。
そんなジレンマを解決するために今回は、「原因」にフォーカスして、効果的に分析を行う手法をご紹介いたします!
それは、「真の原因」か?
例として、「今期の商談数が目標に達しなかった」を考えてみます。
原因を分析すると、「送客数の不足」が判明したと仮定します。
めでたしめでたし。
となるでしょうか?
読者のみなさんの中には、「なぜ送客数が足りていないのかは分析しないのか?」と疑問を持つ方もいるかもしれません。送客数を原因として先に進んだとしても、効果的な改善策を講じられるかは微妙なところですね。
そんな時に効果的なのが「なぜなぜ分析」という手法です。
なぜなぜ分析のススメ
「なぜなぜ分析」とは、ある問題に対して、「なぜ」その問題が発生したかの要因を考え、さらにその要因が「なぜ」発生したのか……を繰り返し考えていく手法で、潜在的に存在している真の原因を探り出して顕在化させるものです。
さきほど挙げた例をもう一度考えてみます。
問題: 今期の商談数が目標に達しなかった
原因: 送客数が足りなかった
送客数が足りなかったのは、直接的な原因に間違いありませんが、その裏に潜んでいる原因を探ってみましょう。
このように深掘りしていくことで、発生した問題に対する「真の原因」を見つけ出し、効果的な改善策を見出すことにつながります。
失敗しない為のTips
とはいえ、「なぜ」を繰り返せばよいというわけではありません。
……と分析できたら、今度は
のように、逆からたどっても矛盾がないかをチェックすることが重要です。
また、「真の原因」にたどり着いたと判断した時点で「なぜ」の繰り返しを止めても構いません(経験が必要な部分かもしれません)。「なぜなぜ分析」は手段の一つであり、目的ではないことをご認識いただければと思います。
さらに、「なぜなぜ分析」は複数人で実施することをお勧めします。一人だと考えが行き詰まったり、分析結果が誤った方向に行ってしまいがちです。
実際の多くは今回挙げた例よりも複雑だと思います。今、直面している問題を解決したくてもできない! そんな方はぜひルシダスにご相談ください。お手伝いいたします。
執筆者プロフィール
- 「北海道の人は地元のことが好きすぎて外に出ようとしない人が多い。それじゃあ人生もったいないから一度は離れたほうがいい」学生時代のアルバイト先で出会った…[続きを読む]
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