そのカタカナコトバ、意識して使ってますか?

そのカタカナコトバ、意識して使ってますか?

カタカナ表現なしに、今や日本語コミュニケーションは成り立ちません。

主に外来語表現ですが、皆さんの普段のメールや会話の中からも、「コスパが良い」 「レスが遅い」「アジェンダの提出」「フラグが立つ」「アポ取り」「コアな部分」「コミュニティー」など、例を挙げればきりがありませんね。

カタカナ語のメリット:

1.より強い印象を与えやすい
言い換えが必要ないほど一般化しているもの、例えば「ナチュラル」「イレギュラー」「インセンティブ」などの言葉は、カタカナのほうがより直接的かつ強い印象で意図を伝えやすい場合があります。

2. 日本語での言い換えが一般的ではない、あるいは該当する言葉が日本語に存在しない場合に便利(専門用語など)
例えば「ユビキタス」「クラウド」など、初めて聞いたときは異質に感じたものも、馴染んでくると文脈上問題なく理解できます。

そのカタカナコトバ、意識して使ってますか?
そのカタカナ、盛りすぎじゃありませんか?
カタカナ表現のデメリット:

1. 瞬時に意味を把握しづらい
カタカナは1文字では意味をなさないものです。
そのため、パッと見では意味を理解しづらいことがあります(特に長いもの)。
1つの文内でさまざまなカタカナ言葉を多用すると一読して理解できない可能性がありますので、気をつけましょう。

2. 文字数を食う(ことが多い!!)
例えば、「マーケティングオートメーション」という言葉。これだけで15文字。
文字数ダイエットを推奨している身としては、文章を校正する際、時に長〜いカタカナ表現が諸悪の根源に見えてくることがあります。

長いカタカナ表現は、単語の切れ目が分かりづらく、意味も把握しづらくなるため、ナカグロ(・)などを使用して区切って表記するようにしましょう。
例えば「マーケティングオートメーションベンダー」は「マーケティング・オートメーション・ベンダー」と、単語の切れ目ごとにナカグロを挿入します。
弊社のスタイルガイドでもこうした小技を紹介していますので、ご参照ください。

反応率にも影響する?

日本語の文章は公式なものになるほど漢字の数が増え(例:契約書)、読み手にも自然と硬い印象を与える傾向があります。当然、特別なニーズがない限り、人は読まなくなります。
かといって、ひらがなやカタカナが過剰あるいは過少でも、読みづらい文章になってしまいます。

したがって、そのコンテンツの種類ごとに「漢字・ひらがな・カタカナ」の最適な割合が何かを追求することは、文章の読みやすさを確保する上で有益な試みといえます。
実際のコンテンツの反応率にも直結するとのことで、「漢字2:ひらがな7:カタカナ1」を黄金比として挙げている方もいます。

時には、自社のコンテンツで文字種の割合がどうなっているか、意識して検証してみてはどうでしょう?
何気なく使っている表現が読みづらさの原因になるという可能性、無きにしもあらずです。

あとは好みの問題ということもありますが……とにかく一番に考慮すべきは「読んでくださる方々」です。

業種、性別、年代など、その読者層ごとに最適なバランスを追求していきましょう!!

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