こんにちは! ポケモンGOで雑魚キャラばかりが湧く状況に意気消沈していたものの、先日、巣と噂される場所でついに念願のピカチュウを捕まえて一気に気持ちが浮上した40代、石田です。
ピカチュウゲットだぜ。
「ピカチュウ」ゲットだぜ。
さて、どちらのピカチュウがあなたの目線をゲットしたでしょうか?
一目瞭然ですね。
ライティングで使う記号は数あれど、ひときわ際だつ魔法のアイテム、それがカギかっこ。
これで言葉をくくると、そこだけが強調されて、読者の目線をキャッチしちゃうんです。
そんな当たり前のカギかっこですが、ライティングで使う際に踏まえておきたいルールを、ちょっとだけ挙げてみました。
多用は禁物!
会話文や、引用箇所、タイトルなど、地の文(会話以外の説明や叙述の部分)と区別したい語句がある場合、カギかっこが活躍します。
ただ、その強力すぎる効果ゆえに、たまに「それってどう?」と思われる文章を目にします。
例:
極端な例ですが、カギかっこを多用して多くのポイントを強調できるかと思えば……かえって文章の流れが悪く、注意が分散されていますね。
何よりもクドくなって、素人っぽい印象が拭えません。
ですから、「本当にくくりたいところだけ」……おっと、自分も無用なカギかっこ使いをしてしまいました。
特定の名称は、二重カギかっこで
カギかっこという種族には、さらに二重カギかっこ(『』)という上位種が存在します。こちらは、特定の名称(例:文献名や組織名)をくくるというパワーがあります。
よく使われるシーンは、引用箇所のソースの記載です。
ルシダスでは、外部ソースのテキストやデータをまるまる引用する場合や、裏付けを取って掲載した方がよい情報(例:統計情報)を使用する場合、ソースを明確に記載するようにお勧めしております。
(ついでに言えば、引用の許可が必要な場合は必ずメールや電話で先方の承諾を得た上で、情報ソースを明記して公開しましょう)
例:
『難解国語辞典』第3版 P1201
『毎朝新聞』2015年3月21日付記事
カギかっこで括った中のカギかっこには、二重カギかっこを使おう
「それこそカギかっこ使えよ」と突っ込まれそうな字面の見出しですが……次のようなケースです。
例:
カギかっこで括った語句内で、さらにカギかっこを使う場合は、二重カギかっこを使って境目を区別することで、どこまでが何に属するの? という区切りが明確にされるのです。
以上、なんだか当たり前のことばかりで石を投げられそうですが、「せっかく良い内容なのに、読みにくいから損をしている」文章が特にブログでは多く見受けられるので、あえて取り上げてみました。
当たり前のコミュニケーションを、水が流れるようにスムーズにするには、一見すれば当たり前な事にも気を配ることが重要です。
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