初対面の方に「ライターです」と自己紹介すると「ぽいね」と言われることが多いオバマです。
せっかくブログを書いたけど反応が薄い……というお悩み、ありませんか? もしかするとそのコンテンツ、自己満になっているかもしれません。
今回は、「伝わる」と「伝える」は大きく違う! というお話です。
そもそもコンテンツって何だっけ?
コンテンツとは、届けたい相手(ターゲット)にこちらの思いを伝えるための「手段」です。ブログ、メール、動画などさまざまな種類がありますが、どれを使うかは受け取る相手のニーズに合わせて選択します。
次に「そのコンテンツを使って何をしたいのか?」を明確にすること。例えば「商品/サービスを買ってほしい」とか、「自社のファンになってほしい」とか、「リピーターになってほしい」とか。どれもプロモーションの一環であることは間違いないのですが、具体的に「これを見た人にこうなってほしい」とイメージする必要があります。ただ、1つのコンテンツにいくつも盛り込んでしまうと、読み手には「伝わらない」ケースも……。目的は1つに絞りましょう!
さらに、どのタイミングでどのコンテンツを発信するかも重要です。ただ発信するだけでは「伝わりません」から。読み手に「そうそう、これが欲しかったの!」と思ってもらえたらこっちのもの!
さて、これらを踏まえて「ダメなコンテンツ発信をしてしまったとき」のことも想像しておきましょう。何が起きるかというと……「無意識のうちに無視される」んです。(こわー!)
この現象は、コンテンツの完成度が高くてもタイミングを失したり、またタイミングはバッチリでもブログではなく短い動画じゃないと見てもらえなかったりと、あらゆるシチュエーションで発生するおそれがあります。
これでは貴重なコンテンツを無駄に消費してしまうばかりか、迷惑メール扱いされる可能性も高まります。つまり一度失敗すると、「もうワンチャン」はないんですよ……。
じゃあどうすれば伝わるの?
相手が知りたいことと、あなたが伝えたいこととがオーバーラップしたときに初めて伝わります。コンテンツの役割は「自分に興味を持ってもらえるように、先に相手が欲しい情報を提供する」ことなので、そこに集中できているかを客観的に判断しましょう。
- 相手の嗜好(志向)を把握、理解する
- 相手の嗜好(志向)に合わせたコンテンツを作成する
- 相手の嗜好(志向)に合うタイミングで発信する
受け取る側の気持ちになって考えれば、適切な手段(どのコンテンツを使うか)や尺(相手が使える時間の長さ)などがおのずと見えてくるはずですよ。
最後に、ライターであるオバマが文章を書くときに使っているテクニックを2つだけ教えちゃいます。
「小学校5年生に伝わるように」
私がかつて、ネイチャーガイドの講師に言われた言葉です。小難しい言葉を使っても相手が理解できなければもちろん伝わりませんし、実は自分もよく分かっていないのに話している可能性だってあるんです。できるだけ平易な言葉で、伝えたいことだけに集中しましょう。もちろん対象年齢は皆さんそれぞれですから、具体的に「何歳の人でも読めるように」と設定するとイメージがわきやすいですよ。
半分にするつもりで断捨離せよ
一度書き終えたらいったん時間をおいて無心になり(これ重要)、無駄な部分を削りましょう。「ラブレターは翌朝読み返せ」の法則です。接続詞を最小限にしたり、単語を言い換えるだけでもかなり変わってきます。
この2つは文章に限らず、動画などの構成を組み立てるときにも使える技ですので、ぜひお試しください。
いかがでしたか? 「伝わる」コンテンツの極意は「伝わった」でしょうか。
もしコンテンツづくりについてお困りでしたら、ぜひルシダスにお問い合わせください!
執筆者プロフィール
- 大学卒業後、和菓子メーカーの商品企画、印刷会社のディレクター、雑誌編集、観光地域づくりコンサルティングと、さまざまな業界を経験してきました。国内旅行業務取扱管理者の資格も…[続きを読む]
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