使うな危険!ネット画像でイタい目に遭わないために

使うな危険!ネット画像でイタい目に遭わないために

日記代わりのブログやFacebookやインスタなど、画像がモノをいうSNSの普及に伴って、膨大な数の画像が日々アップされています。
カメラがなくてもスマホで写真が撮れる時代ではありますが、では自分で撮れない写真をちょっと使ってみたい時、あなたはどうしますか?

畑のニンジンは誰のもの?

巷でよく耳にする表現に「ネットに落ちてるやつ」というのがあります。

どことなく「要らなくて捨てられている」といったイメージですが、実際には「ネット検索で出てくるやつ」という意味だといってもいいでしょう。

簡単に撮れない写真などはそうやって「落ちてるやつ」を「拾って」済ますケースが、案外あるのではないでしょうか。

例えば畑のニンジンは自然に生え出たものではなく、誰かが植えて育てたもの。

同じように、ウェブサイトにある文章や画像は必ず誰かが作って公開したもので、自然に生えてくるものではありません。

ならば、断りなしにそれを自分のサイトに「拾って」きたらどうなるでしょう?

畑ならニンジン泥棒で、サイトでは立派な著作権の侵害にあたりますよね。

無数の画像がネット空間には漂い…いやいや、漂っているわけじゃないんですよ!

「そこにあったから」では済まないケースも

実際「画像 著作権」などのキーワードでちょっと検索してみると、安易な無断借用を戒めるコンテンツが数多くヒットします。それはもう、無断借用がさほど珍しくないという実態の裏返しのようなもの。

実は、画像で画像を検索して次々に類似画像を特定する技術はすでに実用化されており、今後画像の無断借用を取り締まる方向にこれが使われれば、いずれ無断借用はすべて丸見えになると考えられます。

たとえ悪意はなくても、軽い気持ちでも「無断で使われた」と訴えられれば、「だって、そこにあったから」ではもう済まされなくなってしまいますし(登山じゃないんだから)、著作権法に違反した場合は、法律により懲役や罰金など重い罰則が科せられる可能性もあります。

安心して画像を使うために

そういうわけで、後々のことまで考えると、ここは大変大変月並みではありますが、

自分で撮れない画像は、しかるべき手立てで用意。

と、こういう結論に相成ります。

何より、誰からも後ろ指を指される恐れがなく安心、というのが一番かもしれませんね。

ではその手立てについても、ちょっと触れておきましょう。

1. 有料のフォトライブラリー(写真素材サイト)

料金を払って、欲しい画像をダウンロードして使うサービスです。月単位の定額制から、写真1枚単位に至るまで課金の仕方はさまざまで、ライブラリーによって得意な写真のジャンルがあったり、イラストも含んでいたりと、個性豊かなラインナップから好みのものを選んで利用します。

2. 無料のフォトライブラリー

有料のサービスには及ばないものの、いくつかのライブラリーを組み合わせて使うと、無料でも結構色々な写真を調達できます。ただし、写真の大きさや質など、ライブラリー間のレベルにばらつきがあるため、サンプルの写真をよく見て選ぶのがいいでしょう。

最後に注意をひとつだけ。

有料無料を問わず、これらのライブラリーで得た写真も、完全に自分の好き勝手な目的や方法で使えるわけではありません。

使う前に、ライブラリーで定めている「使用規約」や「禁止事項」を面倒がらずに必ず読んで使うことを強くおススメします(ライブラリーによって結構差があるケースも多いです)。

「お金を払ったら、どこにどう使おうがOK」というわけではないということをくれぐれもお忘れなく!

執筆者プロフィール

本田 一彦
本田 一彦
学校では音楽関係の勉強をしてきたにもかかわらず、写植オペレーター兼版下フィニッシャーとして、約30年前にそのキャリアをスタート。工場にゴロゴロいた、もと活版…[続きを読む]

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