アパレルの販売を退職後、在宅勤務になり洋服代が浮いたぞ! と思って、引っ越し早々インテリアに手を出し始めた高橋です。
焦りすぎて寸法や系統が合わず後悔したので、洋服と同じでインテリアを検討するときも、トータルコーディネートを考えてから購入するのがオススメです(涙)。
そんなプライベートではせっかち気味な私ですが、マーケティングのPDCAではせっかちミスをしないために注意しているポイントをお話しします!
PDCAを回すスピードばかりにとらわれていませんか?
インターネットや書籍などで、PDCAを回す際は「スピードが大事!」と言及されていることもあるため、その情報ばかりに惑わされがちですが、早ければいいわけではありません。
例えば私が担当しているお客様から、メールマーケティングのPDCAを回す頻度についてご相談がありました。
ナーチャリングを目的としたシナリオメールを配信しているものの、配信タイミングや数にばらつきがあり、週によっては配信数が200件に満たないことも多々ある様子。にもかかわらず、「週に1回、本件についての社内会議があるためその都度PDCAを回している」とのことでした。
改善のために早く回したくなる気持ちはとてもわかりますが、これがまさにスピードに惑わされている典型的な失敗例です。
実を言うと、私自身も前職(アパレル販売員時代)でレイアウト担当をしていたときに同じような失敗をしました。
ある日、強化商品の自店舗での販売数が他店舗と比較していまいちだったことに気づきました。1〜2日おきにマネキンのコーディネートやレイアウト位置を変えてみたものの、売上はなかなか増えず迷走。
どうしたら売れるのか頭を抱えていると、先輩から「そもそも来店するお客様の数自体が少なければ、販売数の低迷がディスプレイの位置によって変わるかどうかも判断できないよ!」とアドバイスをいただきました。
私は来店数自体が減っていることに気づかずに、店内のレイアウトばかりに目を向けてしまっていたのです。つまり、高速で回してるはずが、もっと重要なものを見落としていたわけです。
十分な定量データの確保がポイント!
そんな失敗例からわかるとおり、早く改善したくなるものですが、一定数のデータが集まらないことには正しい対応はできないのです!
開封率やクリック率が下がった原因をしっかり突き止められていないのに、やみくもにメールの中身(店内レイアウト)を改善しても、効果が出るわけがありません。正確に判断できるほどの配信数(来店数)が確保されているか見極める必要があります。
とくにナーチャリングメールのように同じメールを複数回配信する場合、メールそのもののパフォーマンスだけではなく、たまたまその日だけ調子が良かったり悪かったりする「ブレ」も考慮しなければなりません。
そのため、PDCAを回す際は頻度や速さにとらわれすぎず、適切なタイミングまで待つことも大切です。
PDCAを回す際は、十分なデータが蓄積されているかどうかチェックしてから改善に取り組んでみてください。
それでもメールの反応が出なかったり改善方法がわからなければ、ルシダスに迷わずご相談ください!
執筆者プロフィール
- 神奈川県茅ヶ崎市出身。幼い頃からファッション好きでファッションの専門学校卒業後はアパレル企業に就職。4年間の販売員を経て管理者に就任し、店舗予算を達成…[続きを読む]
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