「他所様の公開情報を取り扱う際は、引用の条件を満たせば特別な許可なく使用できるよ!」
かなり大雑把な言い方をしていますが、まあwebで記事を書くときの著作権について、検索すれば大体こういう情報出てきますよね。
これからどこかにwebライティングを依頼しよう、という方なら著作権、特に引用まわりの話は気になりませんか?
気になりますよね?
そう、気になるんですよ。
そんな悩みを抱えていても大丈夫、過去にルシダスコラムでも取り扱っていますので参考になる記事はございます。
それも著作権法の説明が法律の素人にもわかりやすいように簡潔に! 詳しくッ! しかもマンガによる説明入りでッッッ! そしt(省略されました。続きを読むにはお問い合わせボタンから直接問い合わせてください)
はい、ライティング担当の今野です。こういうノリで始まるブログは大体私の仕業です。では今回の本題に行きましょう。
上に挙げた記事では沼と称された著作権。引用という域では収まらなかった場合のお話です。
こういう記事は許可を取ったほうが楽
ネット上で見かける著作権コラムなどの大体は「引用の条件を満たしてないと〜」という注意を促してくれるのですが、参考資料からの文章引用では片付かないケースは多々あるかと思います。自分の主張と参考資料の記述が織り交ぜられるような文章にならないように、というのが筋ではありますが、そうでないと書けないテーマはやはり存在します。
例えば、1つのことを言いたいのに、その論拠を2個も3個も提示しなくてはならない場合がそうです。研究論文などを参考にしていると、引用部分がどうしても多くなることがあります。本文に比して引用部分は9:1以下で納めなければならず、また原文をそのまま記載しなければいけないのにもかかわらず、です。
つまり、多くの場合これらは「引用」ではなく、「転載・加工」になってしまうのです。
他にも「具体的な事例を提示しないと書けない記事なのに、よそから引っ張って来るしかない」ケースであるとか、「一定の基準で定められた事柄に対して、注釈やコメントをすることを主目的とした記事」などでも、同じことが起こると考えていいでしょう。というよりも起きます。ええ、起きておりますとも。
このような記事は無理に引用ルールを守って主題がブレてしまうより、はじめから元の権利者に許可を取ったほうが良いケースにあたります。
そのほうが話が早く、楽で、文意も曲げられず、許諾が得られなければボツにする判断も素早くできるし一石二鳥です。
許可を取るにはどうすれば?
広報か総合窓口で受け付けている企業・団体が多いので、正規のアクセスルートから許可を取りにいきましょう。
このとき用意しておきたいのが、
- 掲載するメディアの情報(概要資料など)
- 確認用原稿
- 著作権法的に引用を超えて転載・加工にあたる部分の使用理由
といった情報になります。この情報から著作権者に、「どのようなメディアで使用するのか」「いかにやむを得ない事情で使用しているか」「掲載時はどのように使用されるのか」を伝えることで、著作権者は判断がしやすくなるというわけですね。ここが欠けていると「よくわかんないからダメ」という最悪の展開になりかねないので、誠意をもって情報をお出ししましょう。
あとは著作権者の判断次第ですが、私の経験則としてもお出しする情報がしっかりしていればいるほど許諾される確率は高くなります。
ただし出版社相手の場合はおおむね使用料金の見積もりが飛んできます。
ということで、今回は「無理して引用に収めるよりもキッチリ許可を取ろうよ!」というお話でした。コンテンツマーケティングをやっていると、どこかで必ず出てくる問題だと思いますが、出す情報を揃えて正攻法で行くのが結果的に一番良いかと思います。
もちろん、ルシダスの作成するコンテンツはその辺キッチリしてますので、安心してご依頼くださいね!
執筆者プロフィール
- 深川市生まれ、旭川市育ち、旭川工業高等専門学校出身。全国高等専門学校ロボットコンテストなどに取り組みつつ高校生クイズ予選に出てみるなど楽しく遊び、某大手。…[続きを読む]
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