酔いが回ると暑苦しい話をしてしまう石川です(笑)。
相手のことを気にせず、話したいことだけを話してしまう……実は、これってマーケティングでもよくあるミスなんです。製品を売ることに集中しすぎて、肝心の「誰に伝えたいか」を見失ってしまいがちになります。
今回はそもそもターゲットとは何か、なぜターゲットが重要なのかをご説明します!
ターゲットとは?
「ターゲット」とは「標的」や「的」を意味する言葉ですが、マーケティングでは価値を提供するために絞り込んだ対象という視点の、若干異なる意味を持ちます。
企業がリソースを集中させる対象、例えば特定の業界、市場、地域などもターゲットと呼びますし、特定の施策で行動を促すために狙いを定めた顧客層もターゲットと呼ばれます。便利な言葉である一方、使い方が広いため、どこまでを「ターゲット」と定義するか曖昧になりやすい点は注意が必要です。
今回は「施策で活用できるターゲット」に絞って、ターゲット設定がいかに重要か詳しく書いてみます。
ターゲット設定が重要な理由
結論から言うと、ターゲットが明確でなければ、せっかくのマーケティング活動が無駄になるどころか、むしろ逆効果になることすらあります。
どれだけ魅力的な製品やサービスを紹介しても、「誰に届けたいのか」がぼやけていると、メッセージは相手に伝わりません。そればかりか、関係のない情報を送りつける人と思われてしまうリスクも……。
ここでは、ターゲットを明確に設定する3つのメリットをご紹介します。
1. 真の顧客視点コンテンツが作れる
ターゲットが不明確だと、どうしても自分が伝えたいことばかりが前面に出がちで、せっかく作ったコンテンツも一方通行になりかねません。
顧客が「知りたい」と思う内容を発信するためには、「誰に向けて発信するのか」が明確なコンテンツが必要。つまりターゲットをしっかり定めることが大切なのです。
2. 一貫したメッセージを発信できる
ターゲットが決まっていると、常に一貫性のあるメッセージを発信することができます。逆にターゲットが曖昧だと、メッセージがばらつき、顧客を混乱させたり、信頼を損ねるリスクがあります。
一貫性のあるメッセージは、顧客と信頼関係やブランドの信頼性向上にもつながります。
3. リソースの無駄遣いを防げる
ターゲットが明確になることで、コンテンツ作りだけでなく広告やプロモーション施策も具体化します。結果として、マーケティング活動全体が効率的かつ効果的になり、リソースを最大限活用できるようになりますよ。
まとめ
マーケティングにおいて「ターゲット」は基本中の基本であり、欠かせない要素です。
製品を売りたいという気持ちはいったん置いて、「ターゲットがどうすれば興味を持ち、買いたいと思うか」を考えましょう。その視点で、そのターゲットに合わせたコミュニケーションを工夫していくことが成功のカギです!
執筆者プロフィール
- 茨城県生まれの北海道育ち、気持ちは完全に道産子であります。思春期の多くを旭川市で過ごしてきました。私の代で廃校になってしまう高校に通い、…[続きを読む]
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