ドラマ脚本に学ぶコンテンツ戦略

ドラマ脚本に学ぶコンテンツ戦略

どうも、入社後すぐに動画制作を任され、今ではすっかりその世界に魅了されてしまった手塚です。
最近はカメラ機材や動画編集ソフトの使い方を学ぶだけに飽き足らず、「演技/演出」のオンラインレッスンにまで通い始めたほどですw
今回は、レッスンで扱うドラマ脚本を読んでいて気づいた「コンテンツづくり」のヒントについて書けたらと思います。

ドラマ脚本はパターンが決まっている

例えばテレビやNetflixなどで映画やドラマを見る人は多いと思います。裁判、医療、刑事ものなどの専門職の世界を覗き見る話。恋愛がうまくいかない話。人間関係がドロドロな話。
毎回お決まりのパターンだとは分かってはいても、見始めるとついついハマってしまう。一見似たようなコンテンツが溢れ続けるのは果たしてなぜなのでしょうか。
実は、ここには人間という動物が避けられない法則が働いているのです。

法則1:人は慣れ親しんだ形式を好む

まず、一つ目の法則は、人は新たな体験を理解するのに、過去の経験に基づいて判断するということです。
ドラマの冒頭で描かれるのは、大抵はありふれた日常であったり、よくある出来事。いきなり核心に迫ったり、聞き慣れないような話が打ち込まれることは滅多にありません。
一方で、ドラマの最中では、急に話の展開が変わってドキドキしたり、突然の出来事に衝撃を受けたりしても問題ありませんし、むしろそれが当たり前というか、変化の何も無いものだと拍子抜けしてしまいます。

これは私たちが日常的に接する物語には、冒頭で世界観の設定描写に共感し、次に変化や葛藤が起こり、最後に結末が来るというお決まりのパターンであることが想定されていて、ある程度それに沿った物語こそが求められているというわけです。

法則2:人はクライマックスを記憶する

二つ目の法則は、人は物語がクライマックスに達したときの印象だけを鮮明に覚えているということです。
実は人間の脳というのは、感情と共に得た情報をより長く記憶するようになっています。したがって、感情がピークに達した時の印象のみが頭に残り、それ以外の細かい部分についてはそのうち忘れてしまいます。似たような番組やコンテンツでも、既視感無く見れてしまうのはそのためです。

逆に言うと、いくら題材やメッセージが良くても、感情が動かなかったり、或いはせっかく感情が揺れ動いたときに腹落ちしないまま終わったりすると、その印象だけが残り、真意が伝わらなかったり、もう見たく無いと思われたりします。

コンテンツを適切に届け続けることがマーケターの仕事

以上の二つをまとめると、「1:パターンに沿ったコンテンツが好まれる」「2:感情に刺さるコンテンツが長く記憶に残る」ということになります。
企業が作るコンテンツというと、なかなか成果を把握しづらかったり、どれくらいのリソースを投入すべきかが判断しづらいと思われたりするかと思いますが、長い目で見ると一つ一つのコンテンツは、数字では把握できない機会の広がりやエンゲージメントをもたらしてくれるということが往々にして起こります。
創業ストーリーやお客様事例といったものから、SNSの投稿やブログまで、企業が発信する情報は、「体験」や「印象」としてしっかりと読者・視聴者に残っていきます。
特に長期的に顧客と信頼関係を築く必要があるBtoB企業のようなマーケティングの現場では、まるで営業マンが接するのと同じように、しっかりと顧客の心を掴んでくれるコンテンツを生み出し、届け続けることがマーケターには求められてきます。
とはいえ、そんなコンテンツを作る自信なんて無いし、そもそも時間もリソースも無い……という方も多いはず。
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