Marketoをさわりはじめて早2年、気になることはとにかく検証し、いよいよマーケティングロックスターのお墨付き!? を頂いたクマガイです(やったぜ)。
今回は、Marketoのランディングページテンプレートやメールテンプレートなど、「テンプレート」の「下書き/承認済み/承認済み下書きあり」についてご説明します。
これを押さえておくと業務上のミスも減るという大事なポイントなので、以前のエントリと合わせてぜひご確認ください。
テンプレートの「使用者」、知っていますか?
Marketoのメールアセットやランディングページアセットは「テンプレート」をもとに簡単に作成することができます(テンプレートについて詳しい説明はまた別の機会に)。
テンプレートをもとに作成されたアセット類は、そのテンプレートの「使用者(Used By)」と呼ばれます。
下の画像では、「ステータス」タブに使用者の件数が表示されていることがわかります。
隣の「使用者」タブで、どのようなアセットが使用者なのかを確認することができます。
「使用者」タブに表示されているアセットはリンクとして表示されており、クリックすると、そのアセットへ移動できます。
このアセットの下書き、いつできた?
さて、メールやランディングページだけでなく、テンプレートにも「下書き/承認済み/承認待ち下書きあり」があります。
すでに使用者のあるテンプレートに変更を加えて「下書きの承認(Approve Draft)」(以降、便宜的に“再承認”と表現します)を実行すると、使用者にも影響が及びます。
ここが「アセット」を再承認することと「テンプレート」を再承認することの大きな違いです。
ここを把握できていないと「このアセットの下書き、いつできた?」となってしまいます。
テンプレートの再承認によるアセットへの影響は、以下のとおりです。
「下書き」→「下書き」
「下書き」のアセットは、「下書き」のままですが、テンプレートに加えた変更が反映されています。
「承認済み」→「承認待ち下書きあり」
「承認済み」のアセットは「承認待ち下書きあり」になり、テンプレート変更前の承認済みアセットに、テンプレート変更後の下書きアセットがぶら下がるという状態になります。
「承認待ち下書きあり」→「承認待ち下書きあり」
もともと「承認待ち下書きあり」だった場合も、「承認待ち下書きあり」のままですが、テンプレート変更前の承認済みアセットに、テンプレート変更後の下書きアセットがぶら下がるという状態になります。
テンプレートが「承認待ち下書きあり」になった時点では、まだ使用者への影響はありません。
もし間違えてテンプレートが「承認待ち下書きあり」になってしまった場合でも、落ち着いて「下書きの破棄(Discard Draft)」をすることによって、テンプレートも使用者も元どおりになります。
なお、下図の通り、テンプレートが変更された際に作成されてしまった「アセットの下書き」は破棄することができませんので、ご注意ください。
テンプレートでモジュールに加えた変更を反映させるには、新規でモジュールを差し込む必要があります。
今回は、あくまで「下書き/承認済み/承認待ち下書きあり」などのステータスの変化がメインのトピックですので、こうしたアセット内での変化についての詳細は、また別の機会にさせていただきます。
テンプレートの修正は慎重に
ルシダスでは、これまでコツコツと200以上のブログを更新してきており、関連するナーチャリングメールも200通以上。
つまり、使用者が200を超えるメールテンプレートが存在するということです。
もし、そのメールテンプレートにうっかり再承認をかけてしまったら?
200を超えるメールアセットが一斉に「承認待ち下書きあり」の状態になってしまったら?
考えただけでも背筋がヒヤッとします。
テンプレートの修正が必要となったとき、まずは焦らずに使用者の数や使用者のステータスを確認し、どのような影響が出るのかを把握することから始めましょう。
なお、具体的なテンプレート修正の方法や、テンプレート修正後に必要な作業について、ここではご紹介しきれないものの、ルシダスではメールテンプレートの制作やランディングページテンプレートの制作も承っておりますので、今お使いのテンプレートに不満を感じていらっしゃる方はぜひ一度ご相談ください!
執筆者プロフィール
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高校から始めた男子新体操をきっかけに、ブレイクダンスなど身体を使ったパフォーマンスにどっぷりとハマる。
そのままフィットネス業界に入り10年弱、インストラクターや店舗の運営・管理、新店舗…[続きを読む]
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