もう少し日常を便利にしたく、DIYの機会が増えてきたクマガイです。
頭の中でイメージしたものがピタッと実現できたときの快感と、所詮は妄想だったときの「やっちまった感」のどちらもひっくるめて楽しんでいます笑。
仮説を立てて試行錯誤することは仕事に通じるものもあり、仮説がピタッとハマる成功率は、やはり経験の量に比例するなーと思います。
「やっぱり基礎って大事!」ということで(強引w)、今回はAdobe Marketo Engage(以下、Marketo)のリストインポートの基礎について、Marketoの仕組みをおさらいしつつご紹介します。
まずは前提を確認
Marketoの「マーケティング活動」に作成したプログラムはデータベースに登録済みの顧客(person)を対象に実行されます。
つまり、データベースが空っぽのままではMarketoでできることはごくわずかになってしまいます。
では、どのようにデータベースに顧客を追加するのか? 方法は主に以下の5つです。
Marketoのみでできる方法
- CSVファイルなどを使ったリストインポート
- Marketoで作成したフォームへの入力
- 手作業(データベースへじかに一件ずつ入力)
Marketo以外のツールを介した方法
- SFDCやMicrosoftDynamicsなどCRMとの同期
- API連携
実務で手作業はほとんど使いませんし、フォーム入力はお客様による行動で、CRMやAPIも自動化されたフローなので、Marketo担当者が実際に行う作業のうち、頻度も重要度も高いものは「リストインポート」ということになります。
押さえておきたい3つのポイント
リストインポートについては公式Docsではこちらに実践形式で紹介されています。(本ブログ執筆時点)
Docsの補強・補足として基本のポイントを3つ挙げておきます。
1. ファイル形式はCSV、文字コードはUTF-8が推奨
これについては公式Docsにも明記されています。CSVとは「Comma Separated Value」つまり「カンマ区切り値」で作成された形式で、エクセルのような「セル」での分割ではなく、列を「カンマ」で表現する形式のファイルです。
初心者の方はこのCSVファイルの扱いに頭を悩ませることでしょう。
中級者でもエクセルからCSVファイルを書き出しする際にうっかりミスをしがちです。今回は初心者向けということで割愛しますが、別の機会にじっくりご説明したいと思います。
2. メールアドレスを必ず含める
Marketoではメールアドレスが最重要なものです。データベースに手作業で登録する際も、メールアドレスのみが必須項目となっていることから重要度がわかります。これをふまえて3に進みます。
3. メールアドレスの重複はNG
データベース内でメールアドレスの重複があってはならないため、インポートに使用するファイル内でももちろん厳禁です。
インポート用のファイルに同一のメールアドレスがあると、下行にあるものはスキップされますし、インポート用のファイルは分かれていても同一のメールアドレスがあった場合、Marketoはメールアドレスをユニークキーとするため、情報が上書き更新されます。
なお、この「メールアドレスをユニークキーにする」というルールは、「リストインポート」もしくは「フォーム入力」のときのみ。前述していた「手作業」「CRM」「API」の場合はメールアドレスがデータベースに重複する原因になりやすいため注意が必要です。
まだまだ奥が深いリストインポート
リストインポートを実施する前の予備知識でもなかなかのボリュームですが、インポートに使用するCSVファイルの作成方法も重要なポイントがたくさんあります。
追ってブログ化しようと思いますが、「時間がない! 早く知りたい!」という方は、ぜひルシダスにご相談ください。
執筆者プロフィール
-
高校から始めた男子新体操をきっかけに、ブレイクダンスなど身体を使ったパフォーマンスにどっぷりとハマる。
そのままフィットネス業界に入り10年弱、インストラクターや店舗の運営・管理、新店舗…[続きを読む]
最新の投稿
- Marketo2023年3月17日Marketoリストインポート その前に!
- Marketo2022年8月26日Marketo トラッキングリンクをもっと知る
- Marketo2022年3月11日Marketo 作成日と取得日の違い
- Marketo2021年10月15日プログラムメンバーカスタムフィールドは使うべき!
メルマガ登録
マーケターやマーケティングにご興味のある方へ。些細なことから「おっ」と思う注目の事柄まで、読んでお得な情報をメールで配信中!気になる方は今すぐご登録を!