コンテンツマーケティングのブログなどでよく見る、商品などを撮影したイメージ写真。
よく「ブツ撮り」などと言われていますが、これらテーブルフォトの撮影のコツを覚えておくと、簡単に写真のクオリティーがとても上がること間違いなしなんです。
特に、こうした魅力的な被写体を魅力的な写真に仕上げるために知っておきたいのが、絞りとボケと構図のテクニック。ポイントをバシッと紹介しちゃいます。
完成をイメージすることから始めよう
テーブルフォトの撮影では、被写体そのものだけでなく、ぼかした副題(背景)も雰囲気を高める大切な要素です。
被写体の位置関係や構図だけでなく、ぼかし具合も重要なポイントとなりますので、ボケの形を残しつつ絞りを調整しましょう。
副題がボケ過ぎてしまってなんだかわからないような状態よりも、被写体と背景の強弱がはっきりと残っていながらにして、必要以上に背景をボカさないベストなポイントがあります。
アングルなどを自由に変えたりアレンジできたりする反面、完成イメージをしっかりと持っていないと、「これ」という写真が撮りづらくなります。
特に迷ってしまうのが、構図とボケ具合です。
ボケの大きさは、構図や撮影のアングルによって大きく変わります。背景をぼかすにはそれなりのポイントがあるのです。
何しろ、読者には主題をしっかり認識してもらいたいけれど、白バックの無味乾燥とした写真にはしたくないという思いもありますよね。
主題と脇役の距離を調節して、バランス良く配置することを心がけましょう。
上の写真のように真上から撮影してしまうと、ほとんどボケを作ることはできないばかりか、説得力のない写真になりがちです(ただ、表現方法としてはもちろんありだと思いますし、あえてそのように撮影する方法もあります)。
なので、斜め45度程度のアングルを意識して、遠くの副題まで画面に入るようにしてみましょう。
構図を縦にして撮影するのも効果的です。
ぼかしたい背景は主題から遠くに置く
バランスのとれたボケと構図で撮影するためには、ピントの合った主題だけでなく、ぼかす脇役たちの位置にも気を配りましょう。
背景をぼかすには、主題との距離感が大切です。
また、構図の基本としては、画面上の「空き」をまんべんなく埋めるようにしてみるといいでしょう。
被写体が2つの場合には対角線上に、3つの場合には「く」の字に並べてみるとバランスのよい構図になると言われています。
上の写真では、どちらも「く」の字にしてみましたが、左のほうがバランス良く感じると思います。
このように「空間」にも気を配って撮影してみましょう。
いかがでしたか?
ちょっとした気配りとコツで写真の見栄えがよくなるテーブルフォト。食べ物の撮影や商品の紹介などに役立つと思います。
これだけで、先を読み続けたくなるか、それとも見ただけでやめるか、高級に見えるか、あるいはチープに見えるかなど、読み手のイメージを左右します。
「スナップ写真だから」などと軽くみないで、ちょっとした工夫で大きな違いを生み出すことを、ぜひ実践してみてくださいね!
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