はじめまして
ルシダスでデザインを担当しておりますホンダです。以後どうぞお見知りおきください。
さて、社内で作成する制作物のデザインに手詰まりを感じておられる方々は、結構多いのではないかと思います。
ワタクシが担当するブログでは、そんな方々に向けて、社内で制作するチラシや資料などのデザインを、ちょっとした工夫でワンランクアップさせるためのヒントをお伝えしていきます。
「自分にはデザインセンスがない」とお嘆きの方々は、要チェックですよ。
今あるものでどこまでできる?
会社で作られるチラシ、ポスターや資料は、単なる書類としての役割以外に、社内やお客様とのコミュニケーションを図るためのツールとしても、大事な働きをしています。
だから、見やすさ、読みやすさはもとより、相手をその気にさせるようなセンスあるデザインがあれば、コミュニケーションツールとしては鬼に金棒……。
と、そうは言っても専門のデザイナーにおいそれとお願いできるわけじゃないのが、実情ですよね。
ところが、限られた条件の中、例えば専用ソフトがなくMicrosoft Wordだけを使っているような状況であっても、印刷物の出来ばえをワンランク上げて、ツールとして効果を高めるためにできることは色々あるんです!
人手も時間も予算もかけられない状況で、今あるものを最大限に生かして挑むデザイン向上……それはもう、デザインにおけるサバイバルと言っていいかもしれませんが、ではこのサバイバルをたくましく生き抜く上で大事なことをいくつか確認していきましょう。
まずはデザインを簡単に定義
デザインについてあれこれ考えると、そもそも「デザインとは何ぞや」なんて話も出てきそうですが、ここではそういった話には深入りせず、単純にこれだけを定義します。
かなりざっくりとしてはいますが、きちんと整理されたものは見やすい、わかりやすいということですね。
ただ、そう言うと(特に「整理」という言葉)どうしても何かを整然と並べるというイメージと相まって、シンプルな箇条書きや無機質に区切られたレイアウトなど、どちらかというと味気ないデザインを思い起こしてしまうかもしれません。
が、もちろん情報の整理とは、理路整然と情報を並べるような無味乾燥なものではありません。
例えば箇条書きの部分をイラスト入りの手描きにしたり、紙面を区切らず不規則にあれこれレイアウトするのも、もちろんデザインとしては「アリ」だと思います。
要は、見る方にすっと入っていくような表現を心がける、ということです。
つまるところデザインはそういった、相手をその気にさせるノウハウの積み重ねでもあるといえます。
時には原点に戻ってみる
同じ内容でも、文字だけを並べた記事と、写真や色などを使って体裁良くレイアウトされた記事とでは、見る方の喰いつきは全く違うというのは容易に想像できますよね。
とにかく、送り手は1人でも多くの人に目を留めてほしくて必死です。
- 「まずは、目を留めてもらわないと!」
- 「目を留めてもらったら、やっぱり読んでくれないと」
- 「読んでもらえたら、何とか刺さってほしい!」
- 「刺さったら、あとは買ってくれるだけ!」
……と、願いが膨らむたびに、文字の大きさを変えたり、色をつけたりと、見た目をあれこれ工夫しようとします。
が、時々は「デザインとは情報整理である」という原点に戻り、相手に伝わる情報整理こそ、デザインの目的であることを思い起こすゆとりもお忘れなく。
何ごともエンドユーザー目線で
「誰のために」「何のための」はよくわかっていても、作るにあたり、個人の好みが微妙に反映されてしまうのがデザインというもの。
好みを持つことは大事ですが、その時々の最適解がいつも自分の好みの範囲にあるとは限りません。
「何ごともエンドユーザー目線で」というポリシーを忘れずにいきましょう。
これからも、デザインをワンランクアップさせるためのヒントやテクニックをお伝えしていきます。
どうぞご期待ください!
執筆者プロフィール
- 学校では音楽関係の勉強をしてきたにもかかわらず、写植オペレーター兼版下フィニッシャーとして、約30年前にそのキャリアをスタート。工場にゴロゴロいた、もと活版…[続きを読む]
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