動画コンテンツ、私にも作れる?

動画コンテンツ、私にも作れる?

入社してから動画制作を本格的に学び始めた手塚です。

さまざまなミスを乗り越えて(汗)ようやくディレクションもできるようになってきて、お客様から次のような質問をいただくことがあります。

―――うちも動画コンテンツを内部で作れますか?

結論から言うと、誰にでも動画コンテンツは作れます!!

なんといっても簡単に撮影〜編集までできるスマートフォンがたくさん出そろっていますし、三脚と電源ケーブルさえあればSNSなどでライブ配信だってできちゃいます。

「でも、趣味で作るならまだしも、会社の仕事で、しかもマーケティングに使う動画を自分で制作するとなるとやっぱりちょっと腰が引けてしまう……」

そうなんです。

マーケティングに使う動画であれば、どんな相手にどんなメッセージを届けるのか? いつまでにどれくらいの長さのコンテンツが必要なのか? 縦型か横型か? 配信媒体は?
……など、コンテンツを作る前後のあれこれを考える必要が出てきますし、データの受け渡しや、例えばBGMを使いたいともなると権利の問題もあるので、コンプライアンスの確認にまで気を配らなくてはなりません。

実際どれくらい時間がかかるのか

それでも動画コンテンツを自分で作ってみたいんじゃ! という方に向けて、今回は基本的な制作フローをご紹介します。
ここでは仮に、「事例紹介の5分程度のインタビュー動画」という設定にしましょう。全体の流れは以下のとおり。

では細かく見ていきましょう!

1 企画
企画の段階で、どういったニーズに沿った動画なのかを明確にし、題材、出演者の選定、撮影日程、配信日、配信媒体などの要件定義をします。ここがあいまいなまま進むと、後の工程で余計な修正やトラブルが発生しやすいので可能な限り細かく決めておくことが求められます。
2 撮影
次は動画に必要な素材集め=撮影です。
5分程度の動画には大体30〜1時間くらいのインタビューが必要で、撮影スタッフも2名は欲しいところ。簡単な機材準備や移動も含めると、約3時間かかります。
3 編集
素材がそろったら、編集です。撮影データをチェックし、その中から使えそうな箇所を抜き出してつなぎ合わせていく作業です。必要に応じてテロップや字幕、アニメーション、画像などを追加していくため、慣れないうちは動画1分あたり45分〜1時間かかります。今回は5分の動画なので、5時間とカウントしておきましょう。
4 チェック
チェック時は、コンプライアンスや字幕表記、コーポレートアイデンティティーとの整合性、話者の間合いやトーンなど、多様な知見を持った人間が見る必要が出てきます。
5分の動画ですと最低でも30分はかかるでしょう。
5 配信設定
最後に配信設定です。
オンデマンドで見られるようにするなら、動画のアップロード、サムネイルやタイトル、詳細情報などの設定にも30分程度はかかるでしょう。

以上の時間を合わせると、なんと企画の時間を除いても約9時間!
たった5分の動画に対して、少なくともこれだけの時間がかかってしまいます(参考までに、上記の工程でルシダスが作成した動画はこちらからご覧になれます)。

作りたいのは動画ですか? 成果ですか?

「いやぁ、だったら外注するにしても高くつくだろうし、動画なんてそもそも作る余裕がないのかなぁ……」と思ったあなた。
ここで一度、目的に立ち返ってみてください。
あなたが本当に作りたいのは動画ですか? それともマーケティングの成果、つまり商談や購買につながるコンテンツですか?

もし後者なら、まずは動画制作にこだわらずプロに相談してみるのも一案です。
ルシダスでは、確実に成果につながるコンテンツ戦略を持った上でプランをご提案しますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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