Marketo便利Tips〜ランディングページのドメインを切り替えて使用する

Marketo便利Tips〜ランディングページのドメインを切り替えて使用する

みなさんこんにちは。
今回も、マーケターの皆さんに役立つMarketo便利Tipsをご紹介していきます。

MAツールを使ってはいるけど、実践的なノウハウが少ないなぁ、ウェブ上にもあまり情報がないぁ、なんて思っていませんか?

ルシダスのブログでは、実際の事例を元にお伝えしているので、信頼度もバツグン! です。

さてさて、今回のテーマは……。

ランディングページのドメインを切り替えて使用する!

この見出しだけだと、「何のこと?」と思った方もおられるかもしれません。
Marketoでは通常、1インスタンスにつきランディングページ(以下LP)のドメインは1つだけ設定されていると思います。

http://www2.lucidas.co.jp/pageName.html

ルシダスなら、上記のように赤字の部分は変わりません。黒字の「pageName」の部分は、URL設定の編集をすることで後からでも変更可能ですが、それ以外の赤字の部分は、MarketoのLPの設定項目等で変更することはできないんです。

参考までに、URLの最初の部分(ここではwww2の部分)は、CNAME設定で変更可能なので、各Marketoの設定によって異なっている場合があります。

さて、ここで1つ問題が。

Marketoで、複数のブランドを展開しようと思ったらどうしましょう。
企業によっては、複数のブランドを扱い、当然ドメインも異なったものを使用していることがほとんどです。
でも、今のMarketoの設定のままだとドメインの切り替えはできません。
仕方ないので、LPのドメインだけは同じものに統一してしまう、というのも答えとしては微妙です。

だからといって、Marketoのインスタンス(契約)をブランドの数だけ用意していたら、コストも余計にかかりますし、ブランドサイトをまたいでアクセスしてくれたリードの情報が分断されてしまいます。
できれば、1つのMarketoインスタンスで完結したいですよね。

そんな時に便利な方法があるんです。

さっそく設定してみよう!

では、それらの問題を解消する設定を見てみましょう!

設定する場所は以下です。

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Marketoの管理画面から、左側の「統合」の中にある「ランディングページ」をクリックし、上のタブの部分から「ルール」→「新規作成」→「新規ドメイン別名」とクリックします。

すると、「新規ドメイン別名」の設定ポップアップが出てきます。

ここの「ドメイン別名」に、新しくLPのhttpから始まるFQDN(ホスト名を含んだドメインのフルパス)として使用したいURLを入力しましょう。

例:http://www2.lucidas-brand.com

「デフォルトページ」は、今回登録する新しいドメインにアクセスした際、ページが見つからなかった場合(通常のウェブサーバーならば404エラーとなる場合)に表示されるページのことです。すでに展開しているブランドのウェブページのトップや、404エラーページなどを指定しておけばよいでしょう。
これで「作成」ボタンをクリックします。

余談ですが、エラーだけを表示するのは不親切なだけではなく、せっかくのコンバージョンの機会を失う可能性もあります。
ですから、エラーだけではなく「お探しの情報が見つからない時は」というような、リンク集のような情報を同じページに掲載するのも1つの手です。

あとはMarketoの初期設定時のように、CNAME設定を会社のIT部門に依頼して設定してもらいます。

はい、終了。

え?これだけ?

はい、これだけです。

ドメインの追加設定をする

LPを複数ドメインで使用する設定は以上です。
設定した数だけ「ルール」のタブの中に並んでいきます。

2

このドメインからメール送信を行う予定がある場合は、メール用に使用したいドメインも追加します。

管理画面から「メール」→「SPF/DKIM」タブの順にクリックし、ドメインを追加します。あとはMarketoの初期設定時のように、パブリックキーなどを会社のIT部門に伝えて設定してもらいます。

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上のように、DKIM、SPFの各ステータスが検証済みになれば、新しいドメインがMarketoのLPだけではなく、メールにも使用できるようになった証しです。

ここまでくれば、あともう少しです。

新しいドメインでLPを作る

ドメインが新しくなったからといって、特にLPの作成方法が変わるわけではありません。今まで通りに作ればOKです。
ただ1つ注意点として、LPのURLを決める際に、他のドメインと被らないようにチェックしましょう。

さて、ちょっとわかりづらい点として、作成ページでは必ずデフォルトのドメインが表示されてしまう、ということがあります。

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上のように、新しいドメインでLPを作りたくても、ここでは肝心な部分が変更できません。
でも、大丈夫。今までの設定をしておけば、Marketoが勝手にリダイレクトをかけてくれるのです。

つまり、

(1)http://www2.lucidas.co.jp/pageName.html
→LP作成時にMarketo上でこのようなURL表記になっていても……

(2)http://www2.lucidas-brand.com/pageName.html(実際のURL)
→上記URLをアドレスバーに打ち込めば、(1)の時と同じLPが自動的に表示されるんです。

リンクやMarketoのナーチャリングメールで使用する時も、LPで使いたい新規ドメインが入ったURL(2)を記載すればOKです。

ほら、意外と簡単じゃないですか?

これで、複数ドメインの管理も完璧ですね。

このような疑問も含め、Marketoを含むMAの運用でお困りの際はぜひ、ルシダスまで「なんかいいアイディアないですか?」と、お気軽にお問い合わせください!

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