どうも、ルシダスの今野です。
今回のわざとらしいタイトルですが、さてはてこれでも誇張というわけでもないのです。
出会い頭の一撃とはなんぞや
ひと目見た瞬間、稲妻走る——
といっても、色恋沙汰の話じゃありません。あくまで真面目な広告マーケティングのお話です。「初見で人を惹きつけられるかどうか」ということですね。
特に街で見かける広告などがこの要素に多くを振っています。まずは見てもらわないと始まらない、というのは広告を打とうとしている誰もが分かっていることだと思いますが、具体的にどうすれば? というところで困ってしまう人も多いかと思います。
ということで、悩める方のために方法論としてひとつのやり方を開帳していきますね。(だいぶインスタントで、あくまでも方法のひとつですが……)
表現は簡単に、そして強烈に
こと人の気を引くならば最初の一発でその目を釘付けにしなくてはいけません。
「うわっ! 激安!」とか「うわっ! めっちゃ赤い!」とか「うわっ! なんだこれ!?」などの感想、シンプルに強烈ですよね。
でもここで「そうか! とにかく目立てばいいんだな!」と考えた人、それはアウトなんですよ……。
じゃあ何がいいのかというと、「強烈なインパクトを与え」かつ「何の広告なのか理解は一応できる」ものです。
「めっちゃ赤い! そしてなんか多分シャンプーの写真!」となるとこれはシャンプーの広告、その入り口として成立しています。
以前書いた猫の話にも通じるところですが、アレは「猫がノートPCを見てびっくりしている」ので、「多分IT系企業の広告なんだろう(実際ルシダスの広告)」という形で成立するわけですね。
客から「時間」を奪いとれ!
「でも広告なんだから、どの企業の何の広告かわからないものじゃいけない! フワッとしすぎだろ!」と思いましたか?
もし広告全体がそうなら、私もそう思います。
しかし初撃はあくまで「入り口」。目に入ってきた気になるものの更なる情報を無意識に収集してしまうのは生き物の本能でして、今度はこれを利用します。
インパクト重視で目を引きつけ、その「瞬間」の時間を確保しましょう。
「瞬間」の思わず見てしまった時間で、「これは自分に関係がある」と思わせる要素をインプットしましょう。
ここで無意識な関係性を結ぶことで、「数秒」だけ広告を見てくれる時間を稼げます。
見た人はまだびっくりしてるだけなので数秒だけしか猶予はありません。1〜2秒あれば分かるものをお出ししましょう。
ここで興味を持ってもらえれば、「認知した上でのその後の行動」という途方もない時間をゲットできます。
成功すれば、その人のその後の行動は「広告を認知している」というバイアスがかかったものになるわけで、これは大量の時間をゲットできたといえるでしょう。
こんなふうに段階別の構成で作ることで、本当は複雑な広告の構成要素と効果を単純化して考えることができるんですね。とってもインスタントです。
ビジュアルでなくても同じ
ルシダスで作っているメールなども、僕はこの方法で書くことが多いです。
「大書きされたキャッチフレーズ」
「全部説明はしないけれど、その先に何があるのかは匂わせる程度に情報量を持った本文」
という要素で書いていくと、コンバージョンにつながりやすいメールの出来上がり、という寸法ですね。実にインスタントです。
人に訴えかけようと思うあまり「ああでもない、こうでもない」と文面に悩んで時間を浪費することが格段に減ります。方法さえ確立してしまえば、あとはPRしたい手持ちの材料で組みやすくなりますよね。
さて、インスタントに要所だけ押さえておけば作る時悩まなくてよくなるぜー、という話をしたところで、今日はこのくらいで……。
はい? もっと戦略的に有効なやり方が知りたい? 取り扱う品目と対象を分析し、心理的効果も踏まえて——となると、これはもうインスタントな方法ではないですね……。
そういった場合はルシダスまでお問い合わせいただければ幸いです。
アドバイスから制作まで、幅広くお受けいたします!
執筆者プロフィール
- 深川市生まれ、旭川市育ち、旭川工業高等専門学校出身。全国高等専門学校ロボットコンテストなどに取り組みつつ高校生クイズ予選に出てみるなど楽しく遊び、某大手。…[続きを読む]
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