今でこそルシダスは旭川と東京に拠点を構える企業ですが、創立初期のメンバーは全員テレワーク勤務でした(何年も前から時代を先取り?)。
現在はほとんどの社員が通勤をしつつ、必要に応じてテレワークをするスタイルになってきています。
が、私だけはライターという職業柄もあり、札幌の自宅で常時テレワークを続けています。
でも、テレワーカーだってたまには環境を変えて、外でリフレッシュしたい!
ちょうど執筆作業のために調査が必要な案件を抱えていた折。
ネットでも情報検索はできますが、ある程度まとまった情報が必要な場合は、やはり専門書籍など参考に、じっくり腰を据えてリサーチする必要があります。
「よし! 明日は図書館でテレワだ!」と思い立ったが吉日です。
わが街の図書館事情
ところが、札幌市民にとって基本的に図書館は問題だらけのスポット。
区役所やコミュニティセンターなどに小規模な図書館(室)は設置されていますが、蔵書はイマイチ。
雑誌のセレクションも乏しい。そしてたいてい設備が古い。
そして、本来頼りになるはずの札幌市中央図書館にいたっては、中心地の大通・札幌駅周辺エリアから遠く離れた山鼻という市電沿い……行くたびに「地下鉄+市電の往復の交通費で文庫本が一冊買えちゃうよ」というセコい思いにとらわれます。
そんな貧弱な図書館事情? を解消するかのごとく昨年登場したのが、急速に再開発が進む創成川イーストエリアの高層ビル「さっぽろ創世スクエア」にある「札幌市図書・情報館」です。
いざ最先端図書館へ!
さっぽろ創世スクエアには、『水曜どうでしょう』といったローカル深夜番組制作でテレビ界に革命? を起こしたHTBや、札幌初の本格的なオペラ上映設備を備えた大劇場『HITARU』などがテナントとして入っています。
地下鉄大通駅につながる地下街に直結していますから、雨よけはもちろん、冬道で滑る心配もなし。
そんな文化の香りただようビルの1階から2階の吹き抜けをエスカレーターで上っていくと、天井から吊るされた巨大な2つのアートが視界に飛び込んできます。
最初は何これ? チーズ色をした怪獣……? と思いましたが、どうも札幌市の形をモチーフにしたアート作品のようです。
そしていよいよ、お目当ての2階にある「札幌市図書・情報館」前に到着!
玄関にはこんな看板が。
ありがたや……。
利用者最大の敵・自習と称して長時間にわたりデスクを占拠する(そして居眠りする)中高生らを気にすることなく、のびのび設備を利用できます。
さすがは新しい建物、清潔さに加え、ここ数年のブームに乗っかってか、北欧テイストのインテリアで統一されています。メチャメチャおしゃれ!
この図書館の特徴は、小説などの一般的な読み物が少ない代わりに、デザインやビジネスなど専門分野の書籍、新聞やビジネス誌のストックが豊富なこと。
ただし情報リサーチを主眼においているためか、基本的に書籍は館内閲覧のみなのが唯一の弱点です。
館内のデスクは予約制。
1回に最短で30分、最長90分までの利用が可能です。
さすがに今回のようにまる1日利用となると何度もタイムアップが来るので、そのたびに予約をし直すのが手間。
PC禁止で資料の閲覧のみを目的とした「リーディング席」、PCを使って作業ができる「ワーキング席」など、用途別にゾーンが分かれているので、周囲に気兼ねなく集中できるのもよいところ。
札幌市の無料公共WiFiも飛んでいるので、PCやスマホでネットも使えるんです!
なにこのスタバ並の利便性!
さて、図書館テレワもいよいよお昼。
このへんで安くてヘルシーなランチを食べるなら、穴場スポットはすぐ近く。
札幌市役所の地下食堂です(ただしランチタイムは混雑必至)。
いろいろ迷いましたが、幕の内ランチにしました。
¥560でコスパ良すぎ!
デパートや専門店が立ち並ぶショッピングエリア、噴水や緑が気持ち良い大通公園、不本意にも「日本三大がっかり」スポットの1つに認定されてしまった時計台などの観光名所も、歩いて10分以内のエリアに集中しています。
図書館にめぼしい資料がなければ、在庫・種類ともに豊富な近くのジュンク堂へひとっ走りして購入できます。
こうしてお目当の情報をいろいろ見つけてホクホクしながら作業しているうちに、ふと窓の外のテレビ塔に目をやると。
あれあれ、気がつけばもうこんな時間。
こうして抜群のロケーションと環境でその日の作業を終え、家路についた私。
今後も病みつきになりそうな図書館テレワでした。
あなたもたまにはオフィスを抜け出して、環境を変えてお仕事してみませんか?
今日も1日お疲れ様でした。
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