「MA思考」で、脱・手作業メルマガ配信!

「MA思考」で、脱・手作業メルマガ配信!

マーケティング・オートメーション(MA)を導入したは良いものの、いつもメール配信の設定作業に追われているあなた。せっかくのマーケティング・オートメーションが、一回限りのメールを量産し続ける「手作業メルマガ配信ツール」になり下がっていませんか?

MAは本来、単発配信ではなく自動的に継続配信をさせるためのものですから、一回限りの量産を続けている限りは従来のメール配信システムの呪縛から逃れられていないと言えるでしょう。

メールマーケティングで重要なのは継続的な「リードナーチャリング」、そしてMarketoであれば、そのリードナーチャリングの要は「エンゲージメントプログラム」です。
弊社のバリ島支社長(嘘)もおっしゃるとおり、Marketoのプログラムにはそれぞれ特徴があり、このエンゲージメントプログラムをうまく使いこなすことがメールマーケティングを成功させるカギとなります。

Marketo内に「メールプログラム(使い切り)」ばかりが大量に増えていたら、今一度、エンゲージメントプログラムの活用を検討してみてはいかがでしょうか?

今回はそんな「エンゲージメントプログラム」の特徴と基本機能、それを活かすための「MA思考」について、クマガイがご説明いたします。

 

エンゲージメントプログラムの特徴その1:ストリーム(Stream)

直訳すると「流れ」のとおり、ストリーム内に配置したメールが上から順番に配信されていきます。
メールの配信順も視覚的に、ドラッグアンドドロップで簡単に操作することができます。

さらに、ストリームは複数作ることができるので、「Cold / Warm / Hot」のように、読み手の温度感によって配信するメールの出し分けなども可能です。

「MA思考」で、脱・手作業メルマガ配信!
「Cold / Warm / Hot」3つのストリームの例

 

エンゲージメントプログラムの特徴その2:ケイデンス(Cadence)

ケイデンスは本来「強度」という意味ですが、「配信の強度」、ようは、タイミング、リズムのような意味で「メールの配信頻度」です。
曜日や時刻を決めて、一定のリズムでメール配信を繰り返します。

さらに、ケイデンスは前述のストリームごとに設定できるので、頻度や時刻の変化をつけることも可能です。

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それぞれのストリームでケイデンスを設定できる

 

エンゲージメントプログラムの特徴その3:様々な重複回避の仕組み

まず、「一つのエンゲージメントプログラム内のストリーム間で、同じリードの重複は起こらない」です。

先ほどの例のような「Cold / Warm / Hot」のようにストリームを分けていた場合、同じリードが複数のストリームへ同時に入ることはできないので、「Cold / Warm / Hot」のメールが同時期に同じリードへ配信されてしまう心配がありません。

ただし、「他のエンゲージメントプログラム」ではこの重複回避が効かないので、あくまでも「同じエンゲージメントプログラム内のストリーム」で重複が発生しないということです。

次に、「一度配信したことのあるメールアセットは再度送られることがない」です。

例えば、「メールの配信順を変更」したり「メールの配信ストリームを変更」したりした時も、同じリードに再度同じメールが送られてしまうことはありません。

さらに、メールアセットの重複配信回避は別のエンゲージメントプログラムでも適用されるので、もし別のエンゲージメントプログラムでメールアセットを共有(使い回し)した場合も、一度配信したことがあるメールは送られないのです(賢い!)。

 

エンゲージメントプログラムの特徴その4:ストリームに入ってくるタイミングはリードそれぞれ。

ここがメールプログラムと絶対的に違うポイントです。
「一括送信」が目的のメールプログラムでは、「決められた日時に、決められた配信対象に」メールを送信します。対して、エンゲージメントプログラムの場合は、ストリームに入ってくるタイミングはリードごとに変えられます。

例えば、「毎週火曜日15:00配信」を繰り返しているストリームに「いつから入ってくるか」はリードの行動を見ながら変えることができるということです。

 

せっかくだから「MA思考」でしっかりオートメーション!

長所と短所は表裏一体です。
どうしても「今日中にお届けしたい!」というニュースレターはメールプログラムを使い、ナーチャリング(育成)を目的とした継続的なメール配信にはエンゲージメントプログラムを使いましょう。

避けたいことは、ナーチャリング(育成)を目的としたメールまで、その都度メールプログラム(使い切り)で配信することです。

過去に量産されたメールプログラムの中を見返してみて、「これって、特定の日時じゃなくてもいい内容だよな?」というメールアセットを見つけたらお宝発見です。

文章にエバーグリーンなリライトを加えて、エンゲージメントプログラムのメールアセットとして再利用してみましょう。

今後、作成するメールについても、「どうせ作るなら、今後ずっと使えるものを」という「MA思考」で、地道にエンゲージメントプログラム用のメールアセット数を増やしていくことで、エンゲージメントプログラムの恩恵を実感できることでしょう。

「どうせ作るなら、今後ずっと使えるものを」という考え方は、Marketoに限らず、MAツールを使うにあたって大事な考え方だと思います。この記事がMarketo以外のMAツールを使用されている方にも何かしらのヒントになれば幸いです。

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執筆者プロフィール

熊谷直樹
熊谷直樹
高校から始めた男子新体操をきっかけに、ブレイクダンスなど身体を使ったパフォーマンスにどっぷりとハマる。
そのままフィットネス業界に入り10年弱、インストラクターや店舗の運営・管理、新店舗…[続きを読む]

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