ライターのオバマです……。
いきなりどうしたの!? と不安になりましたか?
そのお気持ち、正解です。
今回は「……」の使い方についてお話しします。
「…」、つまり「三点リーダー」とは
文章でよく見かける点々は「三点リーダー」という約物(記号)です。文章では余韻を持たせたいとき、その後の文を省略したいときなどに多く用いられます。前後の単語をつなぐ場合にも使いますね。出版業界では2個続けて「2倍三点リーダー」として使うのがルール。ルシダスのスタイルガイドにもあり、自社制作物はもちろんお客様からのご依頼の制作物も、基本的にこのスタイルガイドに則って作成しています。
使用例1
息子が一人暮らしのために実家を出た。ふと見上げた空は雲ひとつなく澄み渡っていた……
使用例2
私もそう思っていたんだけど、ちょっと違うみたいで……
使用例3
砂糖 …… 80g
小麦粉 …… 120g
卵 …… 1個
今回お伝えしたいのは文章作成の使用例1と2について。
「使いすぎは何事も良くない」ということです。
三点リーダーを使いすぎると?
三点リーダーの大きな役割は、「省略」「余韻」です。
「……」の部分には隠された何かがあり、言葉にしていないなんらかの感情が含まれているという暗黙知があるわけです。
使用例1は「息子を見送った親の達成感と寂しさ」を感じませんか? 一方で使用例2は、想定外のことが起きたときの不安が想像されます。冒頭の挨拶文も、どちらかというとこちらに近いイメージを感じられたのではないでしょうか。
これが1つのコンテンツ内で何度も出てくると、読者は書き手の不安や自信のなさを受け取ってしまうんです。
使用例3のレシピのように、あくまでも読みやすくするための記号として使う場合は別ですが、お役立ち情報を提供するコラムや資料で多用するのは逆効果! そして公的文書などでは御法度です。
ただ、余韻を表す場合であっても、使いすぎると読みづらさを感じさせる原因になるので注意しましょう。
マーケティングで使うならなお注意を!
マーケティングコンテンツは、リードにあまり長い時間見てもらえないケースも多くあります。例えばX(旧Twitter)の1投稿は1.08秒しか目に触れないんだそうです。人間は1秒に10文字程度を処理すると言いますが、まず「読もう」という気持ちにさせるには20文字程度までが限度なのかもしれません。そこに「……」が多用されていたら文字数のムダ使いでもったいないだけでなく、読む気が失せて開きもしてくれないという最悪の可能性も高まってしまうわけです!
ルシダスではその辺りも考慮して、メールの件名、通知画面で件名に並んで表示されるプレビューテキストなどもルールを決めています。
詳しくはウチのマーケティングロックスターが説明していますので、ぜひご覧ください。
ルシダス流⚡️開封率改善講座
ルシダスでは、このようなノウハウを実践しながら積み重ねてきました。
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というご相談を承っています。大歓迎です! ぜひご相談くださいね。
執筆者プロフィール
- 大学卒業後、和菓子メーカーの商品企画、印刷会社のディレクター、雑誌編集、観光地域づくりコンサルティングと、さまざまな業界を経験してきました。国内旅行業務取扱管理者の資格も…[続きを読む]
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