仕事の打ち合わせをしていてもつい雑談を挟みたくなるオバマです。
おしゃべりしてるときに言われたくない言葉ナンバーワン、それが「で?」です。
とくに、この感動を伝えたい! と熱を上げて話した後の「で?」ほどツラいものはありません。
でも冷静に考えてみてください。
「で?」って言ってくるってことは、「あなたが伝えたいことが伝わらなかった」ということなんです。(ただし相手に悪意がある場合を除く)
それってとってももったいない!
今回は、相手に伝わる話し方についてお話しします。
そもそも、何を伝えたいのかあなたもわかってますか?
これ、とても重要。
自分の経験そのものを伝えたいのか、「いつか相手にも体験してほしい」のか、「実はその経験に付随する別のこと」を伝えたいのかなど、いろいろありますよね。
つまり、「伝えたいこと=目指すゴール」を自分で理解して話すことが大切です。
どの順番で伝えるかを考えよう
話があっちこっちに飛んで、何の話をしているのか(本人も)わからなくなる人……いますよね〜。「今のはこういうことで合ってる?」と確認しては「違うの! だからぁ……」と延々繰り返されてうんざりするパターン。これでは、相手に正しく理解してもらえないばかりか、聞く気を失わせてしまいます。
オススメは「結論を先に」。
次に経緯や原因、そして結果を伝え、もう一度結論を繰り返す、という流れです。
結論とは結果とは異なり、この会話の中で目指したいゴールや相手に求める回答を指します。例えば、「あなたの考えを聞かせてほしい」というような「相手に望む行動」が結論に当たります。
言い換えてみよう!
わかりにくい……
(話者)
(聞き手)
わかりやすい!
(話者)
(聞き手)
「重要なことなので2回言う」もあながち間違いではなく、「今から私が話すことについて、あなたの意見がほしいの。(1回目)実はこういうことがあって、こんな結果になったんだよね。これってあなたはどう思う?(2回目)」といった流れで話すと、聞き手も次の行動を準備できるというわけです。
余計なことは省く、あるいは「余計なこと」と明言する
とりわけお仕事の話だと、余計なことはただの雑音でしかありません。
例えば、相手が一生懸命話してくれるから大切なことと思って聞いていたら、全く関係なくてがっかりした……というケース。聞き疲れたし無駄な時間だったというネガティブな気持ちは、話し手の目指すゴールへの道を妨げかねません。
事前準備ができる場合は、「いらないことが入っていないか」を入念にチェック。思い切って切り捨てましょう。
ただ、相手との距離を詰めたい・関係性を深くしたい場合などには、寄り道もアリです。その際は「余談ですが……」と申し添えてから話し始めると相手の気持ちも緩みますよ。「余談ですが、駅から御社までの道すがら見かけたお店で……」といった具合です。
雑談から文章、営業トークにも使えるテクニック!
ここまで「会話」を主な題材に話してきましたが、これは文章の書き方や、クライアントとの打ち合わせ、営業活動にも使えます。
伝えたいこと(主題)を明確に、自分の中でブレずに持ち、得たい成果(ゴール)に導くような流れを作るのが、話し手・書き手の役割です。
ちなみに私がこのブログで目指したかったゴールは、「このコツ、今日から話すときに使ってみよう!」とあなたに思ってもらうこと。少しでも使ってみたい気持ちになってくれていたら幸いです。
とは言え「で?」って言われても、ただ聞いてほしかっただけだからその先なんてないってこともあるんで、まずは相手の気持ちに寄り添ってあげてくださいね。
執筆者プロフィール
- 大学卒業後、和菓子メーカーの商品企画、印刷会社のディレクター、雑誌編集、観光地域づくりコンサルティングと、さまざまな業界を経験してきました。国内旅行業務取扱管理者の資格も…[続きを読む]
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