日曜日、朝からYouTubeに見入ってしまって休日を棒に振った新人の角波です。
私、よくやってしまうんです……これも、動画の力でしょうか。(え? ただ自制心に欠けるだけ?)
PVについて書いた記事で、UUと照らし合わせた活用について少し触れましたが、あの話には続きがあったのです!
今回はPV/UUを組み合わせた活用のおさらいと、マーケ指標を扱う上で大切にしたいことのお話です。
組み合わせることで効果を発揮
UU(ユニークユーザーの略)とは、Webサイトを訪問した人の数、つまりは固有のビジターを表します。
たとえ複数回同じページを見たとしても、同一ビジターの場合は「1UU」です。
また、UUというのは「単位」のことで、Googleアナリティクスなどの解析ツールでは、サイト全体のUU数というのもあれば、ページ別のUU というのも設定が可能です。
- 1月 120万PV、10万UU
- 2月 100万PV、10万UU
- 3月 200万PV、40万UU
上記の例は、1〜3月の間のウェブサイト内の特定のページについて表したものです。
この場合、PVは2月に比べて3月は多くなっていますが、1人あたりの閲覧ページ数(PV÷UU)は、3月が約5ページで、前月や前々月の10ページに比べて50%減っています。
こうして個別の数字の増減を見ながら、PVとUUの差からユーザーの具体的な動きを推測します。
- PVとUUが近い場合は、再訪率が低いということ?
- PVがUUより極端に高いのは、再訪率が高いか、もしくはページのリロード回数が多いのだろうか?
こんな風にPVとUUを組み合わせることで初めて、単体だけでは見えてこなかったユーザーの具体的な動きが想像できるようになるのです。
大切なのは「文脈」
ちょっと私も耳の痛い話ですが、指標の計測自体が目的になってはいけないのです。
というのは、マーケにかかわる多くの人々が「これさえ見ておけば安心!」という指標を無意識のうちに求めてしまっている気がするのです。
でも、個別指標はあくまで単位。
本当に知りたいのは、「人の動き」、そしてその先に立てるべき今後のマーケティング施策、という文脈です。
知りたいことについて、どういう指標や組み合わせが有効か?
ここをよく考えることが一番大切なことです。
でも、資料請求ページには訪問したのに資料請求しなかった人の数が知りたければ、どうするでしょう?
資料請求ページUUから、Thank YouページUUの数を引けばいいですよね。
あくまでも最初にあるのは「何を知りたいのか?」であり、ここをはっきりさせれば、どの指標をどのように利用したら数字が出るのかは見えてくるようです。
目的にあった指標を選んで活用することが大切なのだなと、ひしひしと感じる今日この頃でした。
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